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私は高校2年生
男子
おいー！やめろってー
愛奈
はぁ〜またうるさくなる
亜香音
ほんと！うちのクラスは男子がうるさすぎるのよ！
愛奈
もうあきれたわ！
亜香音
でも、やっぱり俊くんは大人しいよね〜
愛奈
それ！私も思ったの！
亜香音
相変わらず女子に興味ないのね
愛奈
ほんとにね〜
亜香音
でも！そーいう愛奈も男子に興味無さすぎだよ？？
愛奈
だって好きになれないし、話すってことがないからさ
亜香音
もう！愛奈って可愛んだからアタックしたらいいのに！
愛奈
嫌だよ。んー一応興味はあるよ？
愛奈
でも、振られるのが怖いっていうか。いつか捨てられるって考えると…
亜香音
そうか。ちゃんと理由があるんだね
愛奈
うん
光輝
おい！あかね
光輝
部活行かねーの？
亜香音
あ、行くけど
光輝
ならさ、俺一人で行ったらコーチに怒られるかもだから一緒に行こ
亜香音
あーまぁーいいよ
亜香音
ごめんね。部活だから行ってくる
愛奈
うん
愛奈
頑張ってね！
亜香音
ありがとぉー
亜香音
また明日
愛奈
はいよ
帰り道
愛奈
はぁ〜今日は部活行く気にならなかったから休んじゃった…
愛奈
明日顧問に怒られるかな。
俊
お前今日部活行かなかったんだ
愛奈
え？
俊
ごめん
俊
いきなり
愛奈
あ、はい
俊
で、今日部活行かなかったんだ
愛奈
はい
俊
なんで？
愛奈
行く気にならなくて
俊
そうか
愛奈
うん。
俊
お前ってあいなだよな
愛奈
う、うん
俊
良かった、
愛奈
私こっちだから
俊
うん
俊
じゃあな
愛奈
うん
翌日
愛奈
（昨日俊って人と話したけど。）
愛奈
（あんなに話しかけてくれる人だったんだ。）
亜香音
あいなー
亜香音
おはよぉ〜
愛奈
おはよ
亜香音
ん？元気ない？
愛奈
え！あるよある！
亜香音
なら良かった
愛奈
はぁ〜また今日も学校か
光輝
おはよ！
亜香音
おはよ！
愛奈
ぉ、はよ
光輝
元気なさそうだけど？なんかあった？
亜香音
やっぱりなんかあったんでしょ？？
愛奈
いや、なんもないよ
亜香音
そっか
愛奈
あ！数学の教科書忘れた。
亜香音
嘘でしょ！
愛奈
ほんと。
亜香音
今日はテスト近いから自習だよ。
愛奈
あー。どうしよ。
亜香音
でも、あいなは頭いいから！
愛奈
そーいう問題じゃないよ。借りてくるー
亜香音
うん
愛奈
（まだ女子来てないわ）
愛奈
（誰に借りようかな？）
ドン
愛奈
痛い。あ！すみません。
俊
ん、
俊
あ、あいなか。
愛奈
どうも
俊
どうした？
愛奈
忘れ物して。借りようと
俊
何を忘れたの？
愛奈
数学の教科書
俊
なら、俺の貸そうか？
愛奈
でも、次俊くんも数学でしょ？
俊
いや、俺の貸してやるよ
愛奈
でも。
俊
いいからよ
俊
はい
愛奈
あ、ありがとう、なんかごめんなさい
俊
大丈夫
そして、私はクラスへ戻った
愛奈
（貸してもらったけど俊くんどうするのかな？）
先生
おい！山口
俊
はい
先生
数学の教科書はどうした？
俊
すみません。忘れてしまいました
先生
山口が忘れるとは
先生
どうした？
俊
いや、特に何も
先生
分かった
先生
次からは気をつけるんだぞ
俊
はい
愛奈
（え。そんな。私のせいで）
数学終わり
愛奈
あのー
俊
おー
愛奈
さっきは本当にありがとうございました
俊
全然！
愛奈
私のせいで俊くんが忘れたことになってしまって。
俊
気にすんなって！
愛奈
なら、いつかお礼としてでも。
俊
大丈夫だって、
愛奈
でも。
俊
も〜今度な！
愛奈
はい。
ドキ
愛奈
（なんか俊くんの言葉が心に。）
俊
じゃあな？
愛奈
うん
亜香音
おーいー
愛奈
あー！
亜香音
もう！いきなり俊くんとクラスから出てってさ！
愛奈
ごめん
亜香音
いいけど
亜香音
何してたの？
愛奈
教科書借りててさ。私のせいで俊くんが忘れたってなっちゃって。
亜香音
そ！そうなの！
愛奈
うん。
亜香音
それで返してたってことか
愛奈
そう
亜香音
ね〜さっきから俊くんの話になると少し顔が赤くなってるけど
亜香音
もしかして、俊くんに恋したの？
愛奈
え！
亜香音
嘘つかなくていいのよ
愛奈
全然そんなわけないよ！
亜香音
なんだ〜やっと恋できたのかと思ったのに！
愛奈
なんかごめん
亜香音
なんで謝るの！早く恋しなさーい
愛奈
はいはい
光輝
あかね〜
光輝
屋上行かね？
亜香音
あー行くいく！
亜香音
じゃあ！また後でぇー
愛奈
はいよー
愛奈
はぁー恋しろか。
美優
あの！俊くん！
俊
ん？
美優
わ、私今までずっと俊くんが好きでした。
愛奈
（嘘でしょ。俊くんに告白？！）
俊
それ、本当？
愛奈
（え！待ってよ。嫌だよ。）
美優
本当です。
愛奈
（答えなんて聞きたくないよ。心が痛いよ。お願い。いいって言わないで。）
その瞬間愛奈は誰もいないところに走り出した
愛奈
（はぁはぁ）
愛奈
（答えなんて聞きたくない。）
愛奈
付き合ってほしくないよ。
亜香音
やっぱり愛奈は俊くんが好きだったんじゃん！
愛奈
え？
亜香音
付き合ってほしくないんでしょ？
亜香音
それは俊くんを自分のものにしたいってことじゃないかな？
愛奈
そ、そうなのかな？
亜香音
多分そうだと思う。早く行かないと取られちゃうよ
愛奈
嫌だよ！そんなの。
亜香音
まだ間に合うかもしんないよ
亜香音
行きなよ
愛奈
わ、わかった
愛奈
（これで付き合ってたりしたらどうしよう。）
愛奈
（いない。）
さっきの場所には誰もいなかった
この時愛菜は泣き崩れて階段のところで1人で泣いていた
愛奈
（間に合わなかった。）
愛奈
あの時少しの心の鼓動に気づいていれば。
愛奈
あの時に戻りたい
愛奈
私は俊くんが好きだったんだ。
俊
迎えに来たぞ
愛奈
っえ？
俊
俺を待っててくれた？
愛奈
うそ？
俊
泣くなよ
愛奈
だって
俊
だって？
愛奈
俊くんが取られちゃうんだもん
俊
俺は取られねーよ
俊
俺はずっとお前のそばにいるよ
愛奈
うそでしょ
俊
ここで嘘つくかよ！
愛奈
で、でも
俊
もういいよ
愛奈
え。
俊
ちゃんとわかりやすく言うよ
俊
俺はお前が好きだ、寂しくならないようにするし、
俊
本気で大切にする！だから俺と付き合え
愛奈
それほんと？
俊
ほんとだよ！
愛奈
私も大好き！一生離れないで！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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