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一面に広がる銀世界、しんしんと降り積もる白い雪は、見た目こそ美しいが大量の放射性物質を含む危険な物質だった。
しかしこのような光景は、この世界ではどこにでもあるもので、幸運な者や裕福な人々を除き、ほとんどの人は放射線に体を侵されながら暮らしている。
そんなどこにでもあるような雪原を、3機の戦闘機が突っ切っていく。角ばった機体と重厚感のある大きな翼を持つその大型戦闘機は、戦前ではF-15と呼ばれていた。
ホーク
ネメシス1
ネメシス2
ネメシス3
5つの黒い花弁を持つ花のエンブレムを持つその機体たちは、雪原を矢のように飛び去っていく。
そんな彼女たちの頭上では、一つの戦いが終わろうとしていた。
エルシオン1
ホーク
エルシオン1
エルシオン2
ホーク
曇天の空に赤い花を咲かせて最後の敵が爆散する。その下手人の操る機体は、小柄かつ軽量、滑らかな機影。かつてF-16と呼ばれていたその翼には、6つの白い花弁を持つ花のエンブレムが描かれていた。
司令部要員
司令官
司令部要員
司令官
司令部要員
司令官
一方、攻撃を受けた側はというと、割と混乱していた。
彼らの基本戦術は、今であればフラーと、戦前ではMiG17と呼ばれた戦闘機の大量運用による物量作戦をメインとしていた。
もちろん、それだけでは対処しきれない敵には別の機体が差し向けられる手配であったのだが、少し前にその機体とパイロットを失っていたのだ。
ともあれ、何もしないわけにもいかないので、倉庫から錆の浮いた戦中の防空ミサイル発射機やら数年ぶりに動かす重自走対空機関砲やらを慌てて引っ張り出していた。
人力で、だが。
一般兵
一般兵
一般兵
一般兵
混乱した倉庫前で爆発が生じ、3機のイール(F-15)が侵入してくる。
ツンカーは的外れな所へ鉛玉をばら撒き、パットーはロック前にミサイルを撃ち出す。
貴重なロケットランチャーなどを持った者も慌てて空へ向けるが、全く違う所へ発射していたり、弾頭を装填していなかったりと、酷い有様であった。
そして、司令部でも——
司令官
司令部要員
司令官
司令部要員
司令部とされた施設、その戦車が3台は並べそうな大きさの出撃口や、爆撃機すら運用可能な規模の滑走路など、開口部がゆっくりと頑丈そうな扉で塞がれていく。
彼らは地上にいる同胞と、貴重な戦中兵器群の大半を捨て、自身の身を守ることにしたのだ。
彼らの司令部は、戦前に作られた核シェルターであり、今も十分に性能を発揮していた。
司令官
前線司令
前線司令
司令官
前線司令
一般兵
前線司令
一般兵
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1
司令部滑走路に侵入した一機のイールは、そのまま速度を落として着陸、機体を静止させた。
パイロットの2人は、機内に持ち込んだ短機関銃を展開、キャノピーを開けて機外へ出た。
敵基地に梯子をかける地上員などいないので飛び降りたが。
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1
ネメシス1