今、貴方はどこにいるの?逢いたい。
ずっと、ずっと大好きだよ。
瑠夏
好きだから、付き合ってほしいの!
本当に、突然だった。
綾
ちょ、ちょっと待って。どういう事?
瑠夏
だから、綾の事が好き。付き合って?
綾
(私の勘違いなのかな....?いや、そうだよね。女の子同士だし普通に買い物に付き合って!とかだよね......?)
綾
えと、どこに....?
瑠夏
??
瑠夏
私の彼女になって!!って意味だけど
綾
(勘違いじゃなかった〜〜むしろ全然正解だった〜〜......)
綾
どうして私なの?
瑠夏
ん??好きだからだよ!
綾
私たちあんまり関わりないよね?
瑠夏
えっと......見た目が好きで......
綾
(待って〜〜尚更謎なんだが〜〜??)
綾
それだけ?
瑠夏
うん!すっごくかわいいなって思って、付き合いたくなった!
綾
そ、そっかぁ......(?)
綾
でもごめん、私今は恋人作る予定なくて。気持ちには応えられない......かな。
瑠夏
そっか......
綾
あの、ごめんね......?
瑠夏
......。
綾
(やばい。気まずい。)
瑠夏
......。
瑠夏
あのさ......。
綾
う、うん......。
瑠夏
夏休みの間だけお試しで付き合ったりとかは......
綾
えっと......?それはつまりどういう......?
瑠夏
1ヶ月だけ付き合うの!
綾
えーっと......
綾
(夏休みの間なら学校にも来ないし友達にバレることも無いよね、お互いの家も連絡先も知らないから会うことも無いだろうし......。付き合うのもアリかも.....。無駄に傷つけないし。)
綾
じゃあ、夏休みの間だけ付き合おう?
瑠夏
ほんとっ?!嬉しい!
綾
先延ばしとかはダメだよ?これは約束!
瑠夏
もちろん!はい!
そういって瑠夏は小指を差し出す。
瑠夏
ゆーびきーりげーんまん
綾
うーそついたら
瑠夏
はーりせんぼん
綾
のーます
瑠夏
ゆーびきった!
綾
じゃあ、これからよろしくね
瑠夏
うん!ありがとう、嬉しいよ♡
綾
(ざ、罪悪感が......。)
綾
じゃあまた夏休み明けに会おうね
瑠夏
夏休みも会おうよ!存分に楽しませてあげるから楽しみにしてて!
綾
え、あうん!
綾
(困ったな......)
瑠夏
じゃあまたね!
綾
うん、またね〜
そういって、家に帰ろうとしたら袖を引っ張られた。
瑠夏
さよならのちゅーは?
綾
えっ
瑠夏
恋人同士ならちゅーするでしょ!
綾
あ、そうだよね!しよっか
綾
(まあ、このくらいなら......)
瑠夏
じゃあ、目閉じて?
綾
ん、分かった
綾
(目をつぶってるし、いつされるか分からないから少しドキドキするな)
綾
......っ!
瑠夏
ん、ふぅっ......んはぁ......
綾
(待って待って待ってこういう感じ?!ガチなキス?!)
綾
ん、待って....ふっ......ぁ......
瑠夏
んっ......ふぁっ......
綾
一旦ストップ、ちょっと待っ......!
瑠夏
はっ......ふぅ......ん......
綾
ん、あっ......んぅ......?!
舌が私の口の中に入ってきて、ぐちゃぐちゃに掻き乱された。
綾
んちゅ......はーっ......んはっ......
瑠夏
ちゅ......ふぅ......うぁ......
瑠夏の唇が私から離れた。そっと目を開ける。
綾
んぇ......?はぁっ......はぁっ......
瑠夏
綾、すっごくかわいかった.....。はぁ......はぁ......。
綾
こんなすごいの......来ると思わなかったっ......からっ......
瑠夏
もっとしたかったけど、辛そうだったからやめちゃった笑
綾
初めてだったから......その慣れてなくて......
瑠夏
そっか、ファーストキス奪っちゃったね
綾
......。
瑠夏
私が、忘れられない夏にしてあげる。
瑠夏
明日家で待っててね?会いに行くから!
綾
え、あ、うん。またね。
瑠夏
またね♡
そういって瑠夏は屋上から出ていった。
綾
正直......気持ちよかった......とか......誰にも言えない......。
綾
私、どうなっちゃうんだろう......。