その後
色々な事を済ませ
気持ち良く寝ていると……
雲母 キララ
雲母 キララ
雲母ちゃんが、私を揺さぶりながら夢の世界から起こす
○○
寝起きのせいか、変な声が出てしまった
○○
○○
雲母ちゃんは、顔を真っ青にし
雲母 キララ
窓を指差して震えていた
○○
言われた通りに、窓の近くに行き
外を覗くと……
○○
○○
血液の色をした
赤黒い煙が街全体を覆っている
○○
外に出ている人々の様子をじっくり見てみると
○○
待ち行く人々の目には、真っピンクなハートが目の中に浮かんでいた
○○
近くにあった、スマホで探偵社の電話番号を打ち込み
電話をかける
〖ただいま 電話に出られません 〗
その電子音の感情の無い声が私の耳を冷たく通って行った
○○
○○
こんな時に、出ないなんて……
○○
私は、少し考えてから
雲母ちゃんに、こう言った
○○
私が、そう言うと…
雲母 キララ
青ざめた顔のまま、顔を横に振った
○○
流石に、悩んだ
嫌がる雲母ちゃんを無理矢理外に連れ出すか
それとも…
暫く家で待機するか…
究極の二択だ
そう悩んでいると…
(バキッドゴッ)
玄関のドアが壊れる音がした
○○
玄関のドアは、鉄で出来ている
簡単に壊せる訳が無い
○○
○○
私は、青ざめ
後ろを向く
賢治
賢治
瞳の中に真っピンクのハートを浮かべて
頬を少し紅色に染めた賢治君が立っていた
○○
流石に笑うしか無い
雲母 キララ
雲母ちゃんは…震えてるよ?
○○
…この場合の最適解は…
○○
雲母 キララ
腰を抜かして
震えながら返事をする雲母ちゃんが少しだけ
可哀想に見えてしまった
○○
○○
私は、その一言を言い
雲母ちゃんの事を姫抱っこした
雲母 キララ
……うん
めっちゃ軽い
持った瞬間空気かと勘違いしてしまった
まぁ……そんな茶番は置いておいて
○○
私は、異能で
賢治くんが破壊したドアを操作し
(パリンッ)
思いっきり、窓に投げつけた
賢治
○○
○○
雲母 キララ
私は、雲母ちゃんの返答を待たずに
窓から降りた
○○
流石にやり過ぎたとは思ったけれど
あの時に思い付いたのがこれしか無かったんだ
許してくれ
そんな本音を風と共に隠しながら
視界に横浜の海が一瞬だけ入る
雲母 キララ
…雲母ちゃんは、横浜の海どころでは無かったわ
○○
地面が近付いてきたので
私は、一回転してから
地面に足を着けた
コメント
28件
DEAD APPLEを思い出したのは私だけじゃないはず....(赤い煙でそう思った)
きゃ~~ッ!!○○ちゃんイケメ~~ンッ!! 私も○○ちゃんにお姫様抱っこされた~~いッ!!(願望) とりあえず500♡にしといたよ(*ˊᵕˋ*)و グッ!