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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

無一郎

……………

有一郎

無一郎、おかえり

無一郎

ん……兄貴…ただいま……

有一郎

喧嘩か?

無一郎

……そんなとこ…

有一郎

もういい加減別れたらどうなんだよ

無一郎

……それは嫌だって言ってんだろ…

有一郎

毎度毎度泣かされて帰ってくるお前を見る母さん達の気持ちになってみろって

有一郎

なぁ、お前だってもうあの人に泣かされんのは嫌だろ

無一郎

…別れたくねぇんだよ…

有一郎

スマホ貸せ

有一郎

お前から言えねぇなら俺が言ってやる

無一郎

…兄貴っ……

有一郎

お前の為なんだよ、お前があの人に泣かされんのはもう見たくねぇんだよ、兄貴として、双子の片割れとして

無一郎

……

義勇

……無一郎、おかえ…

時透母

お話があるんだけど、いいかしら?

義勇

おばさん…

無一郎

……

義勇

無一郎?

時透母

この子と別れて

義勇

え…

無一郎

…………

時透母

貴方に泣かされて帰ってくるこの子を見るのはもう嫌なのよ、この子を泣かせて貴方何とも思わないの?

義勇

………

時透母

黙ってないで何とか言いなさいよ

無一郎

母さん…もういいって……

義勇

……すみませんでした…

無一郎

義勇…

義勇

……すみません…

時透母

この子とはもう二度と会わないで、というか絶対会わせないわ

無一郎

母さん!何もそこまで言う必要ねぇだろ!

時透母

貴方の為なのよ、無一郎

無一郎

2度と会えないとか俺が嫌なんだよ!

義勇

……分かりました…

無一郎

義勇っ…

義勇

ごめんね、調子乗りすぎちゃった……幼なじみだからって…

無一郎

そんな事……

義勇

…じゃあね…

無一郎

……やだ…2度会えねぇと嫌だ!

義勇

……無一郎…我儘言わないでよ…

無一郎

…………なんでなんだよ…なんで母さんに別れろって言われたぐらいで別れるんだよ…(泣)

無一郎

俺の事好きなら親に言われたくらいで別れねぇよ…普通は…

義勇

…………好きだから…もう泣かせたくないから……だよ…(泣)

無一郎

……

義勇

ね…分かって?

無一郎

…………

時透母

帰るわよ

無一郎

…義勇……(手繋ごうとする)

時透母

無一郎!(手引っ張る)

義勇

…………これでいいの…もうあの子を泣かせないで済むから…

義勇

これで……

義勇

よかったの…かな…

義勇

……

義勇

…………会いたい…

義勇

…………(素直な文…)

義勇

……(行かなきゃ…)

義勇

無一郎…

無一郎

…………

義勇

無一郎っ!

無一郎

…なんでそんな薄着…濡れてるし…

義勇

急いできたから……

無一郎

……俺と一緒に逃げようよ

義勇

え…

無一郎

家も家族も何もかも捨てて俺と逃げよ

義勇

……ダメ…ダメだよ…

無一郎

俺は義勇以外何もいらな

義勇

ダメ!(手叩く)

無一郎

……(初めて拒絶された…)

義勇

ダメだよ、おばさんの事悲しませちゃうでしょ

無一郎

……そんな事どうでもいい…

義勇

無一郎、ダメなの

無一郎

やだ

義勇

やだじゃない

無一郎

無理、俺義勇の事好きだってば…!

義勇

好きでもダメなの!

無一郎

……なんで拒絶すんの…

義勇

拒絶じゃない、親の言う事は聞かないとダメなの、無一郎みたいなまだ子供は

無一郎

俺もう高校生だし、もうすぐ高二になんのに

義勇

ダメ、言う事聞いてよ

無一郎

………

有一郎

無一郎

無一郎

……兄貴…

義勇

…………

有一郎

帰るぞ

無一郎

ちょっ……まだ話し終わってねぇし!

無一郎

義勇!

義勇

……いい加減にしなさい!(平手打ち)

無一郎

んっ……

義勇

ダメって言ってるのがなんで分からないの!

義勇

親の言う事は聞かないとダメでしょ!

無一郎

……

義勇

私達はもう別れたんだから!

無一郎

っ……

有一郎

……何、人の弟に手出してんだよ、おい!(突き飛ばす)

義勇

いっ……

有一郎

お前何様なんだよ!ただの3つ上の幼なじみだからってこいつの事殴るのは違うだろうが!なぁ!

有一郎

そうやってこいつの事傷付ける事しか出来ねぇやつが、こいつの彼女気取ってんじゃねぇよ!

有一郎

クズが!

無一郎

兄貴……言いすぎ…

義勇

……

有一郎

言い過ぎじゃねぇよ、こんだけ言ってもお前に謝ろうとしてねぇだろ、この女は根っからのクズなんだよ、ゴミ人間なんだよ

義勇

……(もう耐えられない…帰ろう……)

無一郎

義勇っ……

有一郎

無一郎、帰るぞ

無一郎

離しっ…

義勇

あんたなんか最初から好きじゃなかったのよ!

無一郎

え……

有一郎

イラッ……お前いい加減にしろ!無一郎の事弄んで楽しいのかよ!

義勇

何よ、あの子が勝手に好きになっただけでしょ、私はあの子の恋人ごっこに付き合ってただけよ

有一郎

ふざけんな!(殴る)

義勇

いっ…(殴られても仕方ない……)

無一郎

もう辞めてくれ!

有一郎

…無一郎

無一郎

もう分かったから……俺の事好きじゃねぇって分かったからっ…辞めてくれよ…喧嘩するのは……

義勇

……

無一郎

兄貴…

有一郎

…帰んぞ

3つ下の犬系年下彼氏が可愛い時もあればかっこいい時もある…愛され過ぎてドキドキが止まりません

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