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5年後

ユウ

どうして全部…全部の罪を被ったの

アルマ

もともと、責任を取るつもりだったからね

アルマ

何がなんでも

アルマ

…父さんも了承済みさ

ユウ

……なんでそこまで

アルマ

……もし、来世があるなら

アルマ

次は僕が君の隣に立てたらいいのにな

ユウ

……

ユウ

ばーか

ユウ

立てるとしてもお兄ちゃんとしてだよ

ユウ

私の隣はもう決まってる

アルマ

…ははっ

アルマ

悪くないよ

アルマ

君の成長が見られるなら

アルマ

どんな立場でも

「そろそろお時間です」

アルマ

…じゃ、僕はもう行くね

アルマ

バイバイ

ユウ

……またね!

ユウ

アルマ兄

ニコッと微笑むとアルマは少し驚いてから笑顔になった

アルマ

ずるいね、君は

アルマ

またね、ユウちゃん

ウィーン

ユウ

………

ユウ

本当に、バカなんだから

扉の向こうに消えた、幼少期の時に私に初めての感情を教えた彼を見送って私は立ち上がった

コツ、コツ、コツ、コツ

ピピッ

耳に着けてるイヤホンをポチッと押す

秘書

社長、用事はお済みに?

ユウ

うん、大丈夫だよ

ユウ

ごめんね、スケジュール合わせてもらって

秘書

いえ

秘書

ヨルCEOから先程連絡が来ていましたよ

ユウ

お兄様から?

ユウ

分かった、後で見るね

あの日から、お兄様は正式に会社の社長になった

そして私は新しく会社を立ち上げた

機体じゃなくて、私が母から貰った遺伝子を解析して医療技術と機体作製技術を合わせた機械を作り出したり、薬を作り出した

お母さんが望んだ世界まで、もう少し

後は私がこれを世界中に広めるだけ

ユウ

…あ、やば…そろそろ時間が…

ピピッとタブレットを操作してボードを作り出した

ユウ

やっぱお兄様の発想すご…

お兄様が開発した持ち運び空中ボードに乗り込んでボタンを踏むと空に浮かんで目的地に動き出した

会社の屋上に着いてボードから降りる

秘書

社長、おかえりなさい

ユウ

ただいま

ユウ

出張中何か変わりはあった??

秘書

いえ、特にありませんでした

ユウ

ん、分かった

秘書

…あの、社長

ユウ

んえ?

秘書

ナナさんが…あの

ユウ

…あ、…機嫌…やばい?

秘書

……

秘書は苦笑いしながら頷いた

ユウ

ど…どこにいるかな?

秘書

社長室で…人払いはしてありますので早めに行った方が…

ユウ

ううう

ユウ

出来る秘書!!

ユウ

あ、おみやげ

ユウ

もうすぐここに届くと思うから後でみんなに配ってくれる?

秘書

御意

ユウ

いつもありがとね

ユウ

頼りにしてるよ、これからも!

秘書

ふふ…はい

バタバタバタバタ

秘書

……本当に仲がよろしくて

指輪を左手の薬指にはめながらバタバタと会社内を走っていると社員が一人一人挨拶をしてくれる

ユウ

皆お疲れ様!後でおみやげ貰ってね!

社員

社長おかえりなさーい!

社員

おみやげありがとうございます〜

ウィーン

ナナ

遅い!!!

ユウ

わっ!!ご…ごめん!!

扉が開くと、ソファーには不機嫌そうに腕を組んで座っているナナがいた

ユウ

ちょっと寄り道してたんだよ〜

ユウ

ごめんね?

ナナ

………

ユウ

……

ユウ

ナーナ

隣に座るとナナはムスッとしたまま私の方を見た

ナナ

……ん

手を広げて私の方に催促した

ユウ

ギューッと抱きしめるとナナは私の胸に顔を埋めた

ナナ

………バカ

ユウ

ごめんね

ユウ

会いたかったよ、ナナ

ナナ

……ん

ユウ

わ…っ…お…おおっ

ぐいーっと倒されてそのまま暫く時間が経った

ナナ

…すぅー…

ユウ

人を猫みたいに吸うんじゃありません

ナナ

うっさい

ナナ

放っておいてずっと出張行ってたアンタが悪い

ユウ

ごめんごめん

ユウ

もう少しで契約取れそうだったからさ

ユウ

粘っちゃった

ナナ

………

ナナ

取れたの?契約

ユウ

もちろん

ユウ

私の話術に掛かれば余裕よ

どやぁっと自慢気に言うとナナは身体を起こして私を見下ろした

ユウ

……?

ナナ

だったら

ナナ

次は私の機嫌取りなさいよ

ユウ

!……

ユウ

任せてよ

カーテンの隙間から覗く太陽の光に目が覚める

ナナ

…ん…

ユウ

スゥ……スゥ…

隣でまだ呑気に寝ている妻の顔を見て少しホッとする

ナナ

(大丈夫…生きてる…)

ユウの腕に潜り込んで胸に耳を近づけて鼓動を聞く

ナナ

……

ユウ

ナナ……?

ナナ

……

ユウ

……え、なん…

ユウ

なんで泣いて…

ナナ

…う…っさい…

ナナ

見んな…

ユウ

…ふ…はははっ

ユウ

なんか、昔も言われた気がする

ユウは私を抱きしめると優しく私の頭を撫でた

ユウ

よしよし

ナナ

〜〜…っ…

ユウ

…しばらくお休み取ろっかなぁ

ユウ

デートとか…

ユウ

久しぶりにね

ナナ

……ん

おもむろにグッと背中を掴まれてユウに抱き寄せられた

ナナ

っ?!

ユウ

その前に…

ユウ

もう一回いい?

ナナ

はっ…?!

ナナ

ちょっと待って、まだ腰立たな…っ

ガサッ

ユウは私に覆い被さって私の首に噛み付いた

ナナ

っ…ぁっ…!

ユウ

ん……

ナナ

〜〜…っ…

恐らく痕をつけたであろうユウは満足気に私の手を握った

ユウ

ナナ

ナナ

っ…

獲物を見るようなα‬の本能を剥き出しにして私を食そうとする目にキュンっと中が期待してしまう

ナナ

…っ…来て

色々あったし、沢山すれ違いもした。 だけど、あの出会いが無ければ 私はどうなっていたんだろう

ユウに抱かれながらも今の幸せに時々終わりが来るかもしれないという恐怖があるけど、でも

この不安はいつも目の前の愛しい人が解決してくれる

ユウ

っ…

ユウ

…ナナ、愛して…るよ

ナナ

っ…ぁ…

ナナ

私…っ…も…っ…!

考えても仕方ない

私は思考を止めて、ユウに身を任せた

〜fin〜

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