ひま莉
あ、あの…、
柳
…。
ひま莉
…、や、柳さん、?
柳
先程からなんざんす?
ひま莉
いや、…禿って何をするの、
どうしてこんなところに来ちゃったんだろ、
ひま莉
そもそも遊郭って、体を売るところでしょ…、?
知りもしない男の人と一夜を明かすなんて、ありえないでしょ、
ひま莉
そんなの私やりたくないよ、、
他人とやりたくも、…他の人がやってるって事実も
私は嫌だな
柳
…。
柳
妾や他の遊女達が好きで身体を売っているように見えるでありんすか?
ひま莉
ぁ…、ぃや、…
あぁ、地雷踏んじゃったかも、…、
柳
……。
ひま莉
ごめんなさぃ…、
柳
…。
柳
分かればいいでありんす
柳
其方の気持ちも、分からない訳ではないざんす
ひま莉
…。
遊郭がどんな所なのか、私は何も知らない
だからこそ怖い
聖ちゃんはどんな気持ちでここに立ってるの____
柳
此処に売られたからには歩む道は決まってる
柳
不安も、怖い経験だってするかもしれないけど、
トンッ(頭触
ひま莉
ん、…、
柳
そん時は私のところにおいで笑
ひま莉
……、⁉︎、
ここでの聖ちゃんも、やっぱやさしいんだな、
ひま莉
は、…はぃ、!
柳
さてと、
柳
行くでありんすよ
ひま莉
はい!!
遊郭は大変な世界なのかもしれないけど、いつまでもここに居るわけではない
まずは聖ちゃんの記憶を戻して此処を抜け出さなきゃ…。
そのためにはここを知るしかないよね
ひま莉
手がかりを掴むため…、、
柳
…?