はる
はる
佐藤先輩
佐藤先輩
はる
先輩はよく独り言を言う。
寝ぼけているのか、
先輩自身、
全くの無意識らしい。
常に隣についてくる先輩の独り言なんて、
私からしたら丸聞こえで。
嫌でも聞こえるし、嫌でも覚えてる。
佐藤先輩
佐藤先輩
はる
はる
はる
佐藤先輩
はる
はる
はる
はる
佐藤先輩
はる
はる
はる
はる
佐藤先輩
いつも低いけど、
いつもより低い声。
びくりと肩を震わせ、
地雷踏んだ?
と、横を向けば、
"なんでもない…"と、さっきとは違い、
いつもの先輩の声に戻っていた。
佐藤先輩
はる
なんだったんだろう。
あんな低い声、聞いた事ない。
けど、
はる
はる
はる
はる
ふわふわしてるだけだと思ってたけど、
違うのかな…
那須雄登
はる
はる
2年1組の教室につけば、
机に突っ伏してる那須が、
私に気付いたのか、
顔だけ私に向けて笑う。
那須雄登
はる
はる
那須雄登
はる
はる
"ほら、そこ残念"
そう言う那須の顔面に1発食らわせ、
席につく。
今の席はくじ引きで、
席的には良いんだけど、
隣が那須。
那須はどこか嬉しそうだったけど、
私は嬉しくない。
なんで大根が隣なのか。
那須雄登
那須雄登
那須雄登
はる
那須雄登
はる
那須雄登
はる
が、と音を立ててまた机に突っ伏す那須。
最近の那須はどうもおかしい。
まあ、那須はいつもおかしいし、
あんま気にしてないんだけどね。
コメント
3件
那須ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ←
ねぇ、ゆうか?本出した方がええよ?w←何言ってんだよ