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最近連載止まってるみたいですけど、大丈夫ですか❔ もしかして、体調不良だったり、(◞‸◟)
まだ5時なのに、もう冬が近づいているせいか、日が落ちるのが早い気がする.
【ザッザッ】
避難場所として選んだのは、小さな古民家.
伝統的な建築方法で建てられた韓屋、主に土と木で造られた家 自然の素材が用いられ、曲がってしまった木材をそのまま使われている部分もある.
オレンジ色に暖かく光るライトが2つ家の入口を照らし、中庭に繋がる小扉を静かに開けた.
一見不法侵入のようだが、僕は以前からこの家に出入りしている. 半年前、大学の帰り道買い物袋を持ったまま尻もちを着いたおばあさんを助けた.
足が悪いおばあさんをこの家まで背負って送って行ったその日から、一人暮らしのおばあさんが何かと心配で度々此処へ様子を見に来ているわけだ.
「もう来なくていい」 口癖のように来る度言われて居るが、去年他界した祖母に似ているせいか、来たくなってしまう.
【ギィィ~ ッ】
𝗧𝗛 .
中庭に入ると入口と同じライトに照らされた花壇に向かって、握った拳を腰に当てて片手でホースを掴んで水をやって居るおばぁちゃんが居た.
小柄で軽くパーマがかけられた白髪混じりの髪の毛に、愛用してる赤色の縁の眼鏡.
ホースから出る水を止めて、瓶を片手に頬を赤らめ柱で上手く力が入らない体を支えている僕を横目で1度見ると呆れたような顔をして片付け始めた.
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
縁側に座り、瓶に入ってた酒を一気に飲み干して見せると、おばぁちゃんは更に顔を顰めて僕を睨んだ.
呆れていると思えば、今度は鼻で笑い縁側に立て掛けられてた ほうきを持ってきた.
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
【ドサッ】
寝そべって見るとアルコールで火照った体に、冷たく冷えた縁側が当たって気持ちがいい.
𝗧𝗛 .
うとうとし始めた頃、 おばぁちゃんが持っていたほうきで体を突っついて来る.
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
【ドサッ】
ハルモニ が部屋の中に戻って静かになった中庭. 夜空を眺めてると理由も無く、鼻が ツン と痛くなった.
1本目の酒の瓶が空になり、2本目を開けていると部屋からおばぁちゃんが 酒のツマミになる物を皿に盛って持ってきてくれた.
口では邪魔だと言いつつ、心配してくれてるらしい.
「ありがとう」 そう言うと ハルモニ は何も言わず再び部屋へと戻って行った.
𝗧𝗛 .
一体彼奴はどうしたいんだろうか. 何がしたいのか分からないのは僕も同じけど、最近の ジョングク の言動や行動を見る限り、復縁を望んでいると思いきや
ウンチェ と付き合いそうな雰囲気だった.ジョングク が告白すれば ウンチェ は必ず受け入れるだろう.
もしかして、僕に復縁を迫りつつ ウンチェ との距離を縮めて楽しんでいるのか?? 再会した時冷たく突き放されたことに腹が立ってその腹癒せにそんなことを??
......復縁する気なんて無くて、今僕は グガの手のひらで見事踊らされてるだけ
𝗧𝗛 .
くだらない、くだらない、全部くだらない ほんとに疲れる. どうして悩まされなきゃいけないんだ
腹が立つと今度は無性に ジミナ に会いたくなった. フラッとその場で立ち上がると、部屋の窓を叩いた.
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
【ガチャンッ】
【ピーンポン】
𝗝𝗠 .
【ピンポン ピンポン】
【ピンポンピンポンピーンポン】
【ピーンポンピーンポンピンポン】
𝗝𝗠 .
返事をしても続くインターホンのチャイム音.
イライラしながらテレビドアホンの画面を見ると、見覚えのある服装で体を左右にフラフラさせる男.
𝗝𝗠 .
僕は急いで玄関へ向かった.
【ドンドンドンドン!!】
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
【ピ、ピ、ピ......ピピピッ】
【ピ、ピ、ピ......ピピピッ】
ドアを叩き始めたと思ったら、ロックを解除しようと何回も番号を間違えながらチャレンジする テヒョア.
呂律の回っていない口調で何かブツブツと話している.
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
𝗝𝗠 .
【ガチャ】
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
ドアを開けてすぐ体を乗り出して入ろうとして来る テヒョア.
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
酒が弱い テヒョア の手には飲みかけの瓶.袋にも2本. 1人でやけ酒でもしてたら寂しくなって此処に来たって所、か
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
昼間、まさか ジョングク が ウンチェ を連れて登場するとは夢にも思っても見なかった.
別々で来た時点で何かあったとは察してたけど、展示会に来る前に テヒョア が ウンチェ と ジョングク が2人で会ってる所を目撃してショックを受けたのかも知れない.
𝗝𝗠 .
𝗝𝗠 .
足の力が抜けた テヒョア の肩を支えていたが匂いに耐え切れずソファーに下ろす テヒョア からの酒の匂いは強烈なものだった.
弱い癖に、こんなになるまで飲むなんて. よっぽど嫌だったんだな
𝗝𝗠 .
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
コインランドリーで居たのは見かけたけど、今日の2人の感じを見る限りは付き合ってる様子じゃなさそうだったけど
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
僕が知らない間に復縁の話が出てたなんて.......だから テヒョア が余計ショックを受けてるのか.
𝗝𝗠 .
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗧𝗛 .
テヒョア は泣きながら鼻を垂らして絶対に酒を手放そうとしない.
𝗝𝗠 .
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
家の鍵に付けられたクマのストラップ. テヒョア はボーッとそれを見つめていた.
𝗝𝗠 .
𝗧𝗛 .
𝗝𝗠 .
𝗝𝗠 .
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𝗝𝗠 .
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𝗝𝗠 .
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𝗝𝗠 .
せっかく グガとお揃いなのに、僕まで買ったらお揃いじゃなくなるからって必死になっちゃって 分かりやすい奴 ㅎ
なんだかんだ、まだ好きな癖に 気がないフリしちゃって
それから数時間、酔い崩れ呂律の回っていない口調で愚痴だか惚気だか分からない話を長々と聞かされた.
𝙏𝙤 𝙗𝙚 𝙘𝙤𝙣𝙩𝙞𝙣𝙪𝙚𝙙 ⇢⇢