お昼ご飯を食べ終わって、しばらく雑談(?)
柏木 響
そういえばさ、凛くんは英語以外はどのぐらいできるの?
糸師 凛
…知らねぇ。
柏木 響
えっ。
糸師 凛
授業なんも聞いてねぇ。
柏木 響
え"っ"
柏木 響
それでなんであんなに英語できるの…?
やっぱ自分で勉強してるのか…。
やっぱ自分で勉強してるのか…。
糸師 凛
英語はできて当たり前だろ、将来的にも。
柏木 響
えぇ…?いやまぁ確かに、英語はある程度話せるよう
にならなきゃだしなぁ…。
にならなきゃだしなぁ…。
柏木 響
他に得意な科目とかはないの?
糸師 凛
…体育と美術。
柏木 響
おー…なんか意外。体育はできるだろうなとは思ったけど、
美術か〜。
美術か〜。
糸師 凛
…。
柏木 響
んなあからさまに不機嫌そうにしなくても…。
柏木 響
(いつも不機嫌そうだけど…。)
糸師 凛
殺す。
柏木 響
いや怖いって!?
糸師 凛
…お前、思ったことすぐ顔に出てんだよ。
柏木 響
え、そう…?
糸師 凛
あぁ、うぜぇぐらい分かりやすくな。
柏木 響
すんませんでした…。
柏木 響
…凛くんは何考えてるのかわかんないや。
糸師 凛
…お前ごときが分かるわけないだろ。
柏木 響
はいはい言うと思った。
糸師 凛
うぜぇ。
柏木 響
知ってる。
糸師 凛
…。
柏木 響
…。
これ…聞いてもいいのかな。
柏木 響
(いいや、聞いちゃえ。)
柏木 響
ねぇ、凛くんにとって友達って何?
糸師 凛
…ぁ?最近は何も言ってこないと思ってたのに、またその話かよ。
柏木 響
言わないだけで私は諦めてませーん。
糸師 凛
チッ…友達とか、仲良しごっこしてるぬるい連中には
興味ねぇんだよ。邪魔だ。これで満足か?
興味ねぇんだよ。邪魔だ。これで満足か?
柏木 響
満足…ではないけど、聞かせてくれてありがとう。
もうここまできたら、今聞きたいこと全部聞いちゃえ!
柏木 響
もうひとつ!凛くんにとって私ってどんな存在?
糸師 凛
…んだよ、そのクソぬりぃ質問は、お前のことなんか興味ねぇ。
柏木 響
んー、なんというかぁ…友達判定かそうじゃないか、みたいな。
糸師 凛
…ハァ、お前話聞いてたのか?俺は友達とかいうクソぬりぃもん
いらねぇんだよ。つまりお前は友達でもなんでもねぇ。
いらねぇんだよ。つまりお前は友達でもなんでもねぇ。
糸師 凛
分かったか?低脳。
柏木 響
分かったから!これ以上はメンタルズタボロなるから
もうやめてくださいお願いします。
もうやめてくださいお願いします。
糸師 凛
…フン、もう二度とそんなクソみたいな質問してくんじゃねぇぞ。
柏木 響
はーい…。
…難しいなぁ。
柏木 響
(一度近付けたと思ったら、また遠ざかっていっちゃう。)
柏木 響
(…悔しい。)
柏木 響
(でも、ここで諦めたら試合終了!私は絶対諦めないよ!)
柏木 響
(諦めないからね!凛くん!)
糸師 凛
…何一人で盛り上がってんだよアホ。
柏木 響
バレてた?
糸師 凛
だから、全部顔に出てるっつーの。
もう少し隠せよ、いちいちめんどくせぇ。
もう少し隠せよ、いちいちめんどくせぇ。
柏木 響
努力はします…。
糸師 凛
(まぁ無理だろうな。)
糸師 凛
…帰る。
柏木 響
あ、うん!?
柏木 響
(いきなり…?まぁ、仕方なくお昼までいてくれたんだもんね。
でもなんか、寂しいな…。)
でもなんか、寂しいな…。)
柏木 響
(って、何考えてんだ私!顔に出ないようにしなきゃ…。)
柏木 響
それじゃあ、今日はありがとう!また学校で!
糸師 凛
…。
そして、凛くんは何も言わずに、目だけ合わせて帰っていった。
柏木 響
…。
柏木 響
ダメだ、よくわかんないけど、無性に寂しく感じる。
柏木 響
今家に1人だから…?
いや、違う…。
柏木 響
私、もっと凛くんと話したい…!
ガチャリ
糸師 凛
…ハァ
糸師 凛
(なんか、無性に疲れた。)
糸師 凛
(あいつのせいだな…クソ、うぜぇ。)
糸師 凛
(帰ったら、ホラー映画見て、サッカー自主練して、
ストレッチとかして、あとは…。)
ストレッチとかして、あとは…。)
「待って、凛くん!」
糸師 凛
…は?
糸師 凛
(…なんで、着いてきやがった?)
糸師 凛
(忘れ物でもしたか…?いや、してねぇな。)
柏木 響
はぁ、はぁ…よかった、追いついた…。
糸師 凛
…何しについてきた?、めんどくせぇからさっさと帰れ。
柏木 響
あ、ぇと…その…あのね…?
柏木 響
最後まで見て下さりありがとうございました!
柏木 響
凛の口調合わせるの結構難しい…もっと喋ってくれ凛!
柏木 響
では、次回もお楽しみに〜。