願い事

いきなり後ろから声をかけられたのでびっくりした声が漏れる

ここの人でも普通に言葉は同じのようで少し安心する

いきなり現れていきなりどこかへ行くので俺の頭は混乱していた

そもそも

急に目の前に現れたのは服や髪が全部白で統一された男

服は執事服を着ていて背は高かった

ここにきてさらに困惑するのは俺だけであろうか

そんな不思議なことを考えていると男の方から声を出した

よくよく見ると足に赤い紐が巻き付けられているのが分かる

よく見ると靴も白なのでよけいにびっくりする

もう色々と考えるのを諦めた俺はそのまま市場に向かった

執事につられてついたのは広くてどこもかしこも騒がしい市場

頭に角が生えたり狼の耳が生えたりしている奴もいてびっくりする

そこで、「そういえば俺魔法がある世界に来たんだった」と思い出す

そんなことを考えていると執事が声を出す

少し疑問になったことをそのまま口に出してみる

どうやって元の世界に戻るかもわからない

なので俺はこの事実を受け入れるほか道はなかった

俺よりも少し背の高い執事を隣に市場をテクテクと歩いていった

そこには紫色の髪がベースで白い髪が少しある女の子がいた

陽気な音楽が流れているおしゃれなカフェだった

俺がポカンとしているとリリルは奥の物置に鼻歌を歌いながら走っていった

少し多い教科書や文房具がドサッと置かれた

俺は山育ちで女の子と話すのが苦手だったので上手く会話ができなかった

執事はため息をつくと俺を連れて店を出た

そういうと、一つのバッグを渡される

俺は、そういわれてかばんを持ってみると

軽すぎて思わずびっくりした声を漏らす