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カナ

はぁ……来年の今頃は

アン

卒業してるから私と離れるから寂しい……でしょ?

カナ

はい……そうでございます

アン

言い方おかしいから

アン

そこまで凹むことなくない?

カナ

凹むよ!

カナ

だってアンと一緒にいられないって

カナ

それだけでもう……

アン

んー……でも別に学校が違うだけじゃん

カナ

そう……私の頭がもっと良ければ追いつけるけど……

アン

……それが無理なのはわかってる

カナ

アンが県外に行かないのが救いかな

アン

んー……ていうかさ

アン

一緒に住めばよくない?

カナ

え?
ええっ!?

アン

ルームシェア

カナ

お、おう……おう……おう……

アン

オットセイか

アン

県外に行ってさ、2人で住もうよ

アン

そうすれば毎日楽しいよ

カナ

う、うん!

カナ

でも……私、何もできないし

アン

私もだよ

アン

だけどさ。好きな人と一緒に住めるなら
頑張れると思わない?

カナ

……!
思う!

アン

じゃあ、頑張ろうよ

カナ

うん!

カナ

そ、その前に!

私がそう言った瞬間、 唇を唇でふさがれた。

アン

告白は、受かった後でね

キスのせいでぽんやりした頭。 言葉はぐるぐる回りながらも 体に溶けて、 私は「うん」とうなずいた。

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