コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主
機型かい
朝の教室。
機型かいは今日も元気いっぱいの笑顔で
教室の扉を滑り込むように開けた。
制服のリボンが少し曲がっているのも、
彼女らしい
碧荊棘
椅子に足を組んで座っていた碧荊棘が、やれやれと肩をすくめる。
彼女は今日も美人で、ちょっと目立つ。年齢の事は__もちろん、 誰も知らない
コラス良菜
教科書の影から顔をのぞかせたのは コラス良菜。
今日も静かに一人で勉強していたけど、かいの声を聞くと、 自然と口角が上がる
機型かい
碧荊棘
荊棘が苦笑いしながらも、かいの明るさにどこか救われるような顔をする。
この教室には、秘密がある
三人は、‘‘魔法少女‘‘という特別な使命を持った仲間たち。
でも、そんなことより__
機型かい
笑顔で差し出すかいの手に、良菜は小さくうなずいて、荊棘も
碧荊棘
と微笑む
世界の未来は今日も動いてる。
けれど今は、笑顔がある。
三人だけの、小さな日常。
主
放課後の帰り道。
夕日が校舎をオレンジ色に染め、グランドの向こうに長い影を落としていた。
機型かい
かいはランドセルのように背負ったバック抱え、へにゃりと笑う。
碧荊棘
荊棘はスマホをいじりながら、わざとらしくため息をついた。
でもその顔はどこか優しく、からかうような微笑みを浮かべている。
機型かい
コラス良菜
後ろからそっとついてくる良菜が、小さく笑う。
かいが振り向いて笑顔を返すと、良菜は一瞬びくっとするけど、すぐに目を細めて少しだけ前に出た。
コラス良菜
機型かい
碧荊棘
機型かい
碧荊棘
荊棘が呆れたように笑う。
でも三人は、そのまま並んで歩いていく
未来を守る魔法少女たち__でも放課後は、普通の女の子。
この何気ない帰り道もかけがえのない、
‘‘魔法‘‘だった。