月曜日の朝、家で中也は目覚めた。
仄かに感じる違和感。
仕事が無いと、少し不安…ではないが、心に閊える物がある。
其れでも、学校の存在は変わらない。
制服に袖を通し、家を出て通学路を走った。
中原 中也
太宰 治
何時もの様に笑って返す太宰。
太宰 治
中原 中也
中原 中也
太宰 治
太宰 治
聞き乍ら、荷物置き場(仮)に鞄を置く中也。
中原 中也
少しだけ目を伏せる中也。だが、教室よりも保健室の方が好きなのは事実だ。
出来る事なら此処に居たい、 太宰と話して居たい。
何処かふわふわした感情が中也の頭の中を行き来する。
太宰 治
中原 中也
扉の外を見て、唇に人差し指を充てる太宰。
敬語に直せ、の合図だ。
入って来たのは、茶髪の女子。 軽そうな印象を二人に持たせる。
其の女子は、私服だった。
太宰 治
中原 中也
転校生か。 中也は思わず目を其方に向ける。
間中 亜矢
自身に亜矢の意識が向けられた途端、中也は危機感の様なものを感じた。
中原 中也
太宰 治
太宰 治
間中 亜矢
美人、と云って良いレベルの顔をして居るが、何か恐怖を感じさせる処が有る。
中原 中也
太宰 治
太宰が作り笑いで彼女に訊ねる。
まるで彼女の意識を中也から逸らそうとする様に。
間中 亜矢
間中 亜矢
太宰 治
太宰 治
太宰 治
間中 亜矢
間中 亜矢
亜矢の言葉に、中也を一瞥してからもう一度笑みを浮かべる太宰。
中也には其れが、無理をした笑いだと分かって居た。
太宰 治
無理をしてる、『先生』としての役割を果たして居るだけ。 判って居るのに、中也の胸が何故か痛んだ。
太宰 治
中原 中也
其の会話を聞いて、亜矢が声を上げる。
間中 亜矢
中也の肩がびくりと跳ねた。
怖い。 下手をすると、殺しの時よりも。
中原 中也
太宰 治
太宰 治
太宰は 深くは云えない、と彼女に告げる。
間中 亜矢
彼女の目が笑って居ない。
一限目の鐘が鳴り響く。 亜矢が太宰の手を引いて行く。
其の鐘が妙に長く感じられたのは、久し振りに聞いた所為だろうか。
或いは〝事〟の始まりを告げて居たのだろうか。
コメント
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転校生……一寸こっちおいで?悪い事はしないよ?ちょぉっとだぁけ,うん。そうそう。こっちおいで。一寸……一生動けないし話せなくなるだけだから♡
……転校生さんよぉ…ちょっと裏こい……あの2人なんかあったら困るしやられる前にお礼をしないとね!…ふふ……ちょっと拷問器具でも持って行って精神的にぶっ壊したら大丈夫かなぁ……とりまあの2人に危害を加えないようにしないと……
取り敢えずあのクソ女陽キャっぽいだけで危険なので何かあったら皆とぶちかましに行きますね!!!中也はきっとムズムズしているのは大宰さんのことがすk(殴