泣くくらいなら俺にして。

〜放課後空き教室にて〜

ここは何でも部。

とにかく色々なことをしている。

部員は私と後輩のゆあんくん。

後輩のゆあんくんからは先日、

その､､､､

告白をされたばっかりで､､､､

うう、

放課後の教室。

いつもどおりいつもの時間。

大好きなあの人の元へ足を運ぶ。

ガラガラガラガラ＞

赤根ゆあん

16歳。

のあ先輩の恋人候補(仮)

ここからころころ主人公が変わります！

ゆあんくんになったり、のあさんになったり

うっかり心の声が漏れてしまった。

いつもと反応が違うのは

俺が昨日、先輩に告白したからだろう。

のあ先輩が好きだった。

けど、告白をするつもりなんて

全然なかったはずだ。

もちろん元カレに嫉妬もしてたし、

男には近寄らないで欲しかった。

昨日の屋上

屋上への階段。

_____！

ーーー泣、

な___ｯ！

よく聞こえない

扉が分厚いからだろう。

ﾄﾞﾝｯ

いやぁ、マジ別れてくれてよかったわ笑

あいつ、付き合って3年も立つのにさ

キスもせ____もしてくんねぇんだぜ？

なにそれやばすぎww

怒りが込み上げてきた。

先輩のこと何も知らないくせに

あんなに可愛い先輩が彼女なのに

大きく息を吸って、

屋上の重いドアを力いっぱい開けた

泣いている最愛の人の姿。

話を聞くことにした。

無意識に手が伸びていた。

ダメダメ。そんなこと言わないで。

そんな暗い言葉のあには似合わない。笑っていて。

泣かないで。

なら、-

なら____

とうとう言ってしまった。

人生初告白。しかもさっきフラれた先輩に。

俺の方が絶対先輩のこと幸せにできる。

泣かせないし浮気なんてしないし、

絶対､､､､

絶対_________だし

そう思いつつ、俺は屋上を後にした。