レインに言われるがままについて行く
レイン
マッシュ
レイン
入れ。と言われ部屋に入る
マッシュ
レインの部屋の中に入った途端 ウサギがワラワラと来て 出迎えてくれた
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
パクッと1つ口に含み もっもっもっと口を動かし 食べると、それに合わせて ウサギの耳も上下する
それをじーっとレインは眺めていた
マッシュ
レイン
心做しかレインが ふっと笑った気がしてマッシュは ドキリとした
マッシュ
レイン
レインがマッシュの頭へと手を伸ばす
マッシュ
横髪をサラリと指で撫でると マッシュはビクリと反応した
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
あれから数十分間 マッシュはシュークリームを 食べ続けレインはマッシュの髪を 弄り続けていた
レイン
マッシュ
そして、撫で続けていると 指が耳に当たった
マッシュ
レイン
ツーッと耳の縁をなぞる
マッシュ
レイン
マッシュ
独り言を言いながら レインは直でマッシュの ウサ耳を触りだした
マッシュ
マッシュ
レインは集中しているため マッシュの声が届くことはなく 耳を触られ続けていた
マッシュ
マッシュ
レイン
耳の内側をカリカリと爪で弄られ 全身が電撃を食らったように ビリビリする
マッシュ
体から力が抜けそのまま ボスンとレインの体に凭れかかった
その衝撃でレインもハッとする
マッシュ
レイン
マッシュ
ボソボソとマッシュが言った言葉は レインには聞こえず レインの方は罪悪感を感じていた
マッシュ
少しずつ力が戻ってきたので 腕に力を込め起き上がる
レイン
マッシュ
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
マッシュ
マッシュ
レイン
レインは無言で頭を マッシュの方へ向けた
マッシュ
レインの獣耳を触ってみると モフッとした感触が手に伝わった
マッシュ
レイン
今度は両手でそれぞれの耳を ソフトに掴みフニフニと 軽く押してみる
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
耳を触られているというのに 自分よりも反応しないどころか しっかりと会話ができているレインに マッシュはムッとした
マッシュ
マッシュはあることを思いつき 耳を押すのをやめ耳の付け根の ところを擦るように撫でた
レイン
そうした途端 眉を顰めレインは目を細くした
マッシュ
レイン
聞いてみても返事はなかったが 威嚇も攻撃もすることが なかったため(圧はあった) 気持ちいいというより 心地いいのではないかと思った
マッシュ
レインが座っている椅子の 背もたれに手をつき レインの獣耳に自分の顔を寄せる
レイン
顔を寄せてレインの獣耳が 自分の口元まできたらマッシュは レインの獣耳を噛む というより食む
マッシュ
それから少し工夫して 耳の先っちょを食んだり 付け根あたりを食んだりした
レイン
マッシュ
そして、マッシュは 自ら舌を出し、ペロリと レインの獣耳を舐めた
レイン
マッシュ
舌で獣耳全体を舐めるようにして 我ながら猫の毛ずくろいみたいですな なんて思いながら 耳の内側も舐めた
レイン
レインは1つ舌打ちをし 耳を舐めているマッシュに 気づかれないように ローブの下へと手を伸ばした
レインは自分にも尾があるから マッシュにもあるだろうという考えで ローブの中に手を忍ばせ尻尾らしき ものを思いっきりではないが 強めに掴んだ
マッシュ
マッシュの体がビクリと反応し 力がまた抜けレインの肩に顔を埋めた
レイン
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
レインはパッと尾から手を離し マッシュの上半身を起こした
レイン
マッシュ
マッシュ
マッシュ
レイン
部屋全体が静かになった時 マッシュの頭にずしりと 重みが伝わった
マッシュ
頭に乗ったウサギを抱きかかえ じっと見る
レイン
マッシュ
レイン
レイン
レイン
マッシュ
マッシュ
マッシュ
マッシュ
腕の中に収まっているウサ美を 潰さない程度の力でギュッと抱きしめ マッシュは柔らかく笑った
レイン
そのまま周囲を見渡すと あることに気がつく
マッシュ
レイン
レイン
マッシュ
マッシュ
レイン
マッシュ
マッシュがレインの頭にすり寄る
マッシュ
レイン
マッシュ
レイン
マッシュは特別感と言っていた
だが、レインが思っている”特別”感 というのは…”自分だけの…”という 独占の方の”特別”であった───
コメント
3件