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私は吸血鬼だ。
この世界の吸血鬼は、同性の血を好んで飲む
15歳になり、周りの友達は皆お気に入りの人間を見つけていた。
私は皆のように、人間の血を美味しいと思った事がなかった。
好きになった人の血は特別美味しい。そう聞いていた。だが、
私が好きになったのは異性だった。
紗由良
......もう異性でも何でもいい！あの人が好きなんだからあの人の血を飲みに行くわ！
紗由良
（失礼しま〜す）
ドキドキしながらその人の家に入った
紗由良
綺麗な顔...
きっと性格も良いんだろうな...
麗大
んん...
紗由良
！
早く血を飲んじゃわないと
紗由良
（ごめんね）
ガブッ
麗大
っ...
紗由良
（起きなくなるように術かけといたし...大丈夫よね...？）
紗由良
（美味しい）
やっぱり、私はおかしかった。
紗由良
お母さん
母
紗由良、おかえり
母
どうだった...？
紗由良
いたよ。血の美味しい人。
母
！良かったわね、どこの女の子？
紗由良
...男の子
母
え？
紗由良
男の子の血を、飲んできた
母
！！
母
紗由良、それ絶対学校で言ったらダメよ？
紗由良
なんで...なんで異性ってだけでそんなに嫌がるのお母さん！
母
普通じゃないからよ
紗由良
普通ってなによ！！
母
...それは、平均的な、
紗由良
平均って、上も下もあっての平均じゃない
紗由良
そんなの変だよ！
母
でも...虐められるかもしれないじゃない...
紗由良
もういい！こんな世界...出てってやる！
母
紗由良！
ガチャバタン
これから、どうやって生きてこう...
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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