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あの日傘を差し出してくれたのは
ちょっぴり怖くて
優しい君でした。
ザァァァァァ
宮間藍子
強く降りしきる雨
それが服や髪だけでなく
私の心に染み渡る
宮間藍子
私は傘も差さず
どこかも分からないとある公園のベンチに座って
ただ呆然と空を見上げていた
宮間藍子
私は今日5年間付き合っていた彼氏に振られた。
原因は
浮気
宮間藍子
宮間藍子
けどそれが主な原因ではない
なぜなら……
元カレ
元カレ
宮間藍子
元カレ
宮間藍子
元カレ
元カレ
元カレ
元カレ
宮間藍子
プツ…
ピーピー…
宮間藍子
私は無我夢中で走った
彼を考えないようにするため
そして
夢であってほしいという願いも込めて。。。
そして今に至る
宮間藍子
けど
宮間藍子
宮間藍子
こんな私には今の雨…
土砂降りの雨がお似合いかもね
ほんと…
宮間藍子
降りしきる雨
寒い
苦しい
悔しい
悲しい
けどそんな感情よりも
宮間藍子
宮間藍子
宮間藍子
今の私にはこの雨がお似合いかもしれない。
他の女に負けるなんて…
宮間藍子
涙が雨と混ざる
その時視界が何かで塞がれた
傘だ
？？？
宮間藍子
宮間藍子
宮間藍子
傘を差し出してきたのは
血だらけの男の人
？？？
？？？
宮間藍子
？？？
？？？
？？？
宮間藍子
そう言って彼は私に無理やり傘を差し出して
去って行った
そんな彼の背中を見送りながら
ただ一言
宮間藍子
と言った。
これはエブリスタに投稿している作品を
TELLER用に少し変えたものです。
なので少々変な感じになっているところもあるかもしれませんが
ご了承ください
