コメント
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涼ちゃん!いや、藤澤涼架さん「よかった」って…相当もっくんを溺愛してんのか…狂ってやがるぜ…
待ってください、「良かった」とは…?😨 もう、なんだかこのシリーズ、読む度に大興奮気味です😇
え よかった …… , ? ? え ,ぇ 怖いよ … 仲間が いなくなっちゃったのに よかった って言うのは相当狂ってるぜ ぇ ,…… 続きが楽しみすぎてやべぇ
君に求められたい人生だった 若井さんが透明病で死んでからのその後 ※🍏.ENDの終わりのままがいい人は戻ってください※
大森元貴side
藤澤.
大森.
涼ちゃんにそう嘘をついて俺が走ったのは若井の家。
若井に謝りたかった
若井のあの悲しそうな顔が忘れられない
なんであの時、出て行く若井を無理やり引き止められなかったんだろう
若井はあの時、 「笑ってるのは嘘じゃない」 と泣きながら俺に言った
嘘だ
若井が「嘘じゃないよ」って言ったのは、若井の精一杯の強がり
若井が笑ってるのは、きっと嘘。
誰も傷つけない、でも自分を強く傷つける、嘘。
本当は、きっと、若井は、
俺たちとずっと一緒にいたかったはず
俺たちと、ずっと仲良くできることを望んでいた
じゃないと、あんな涙流せない
ああ、もうなんで
俺はあの時、簡単に若井を手放した
本当はあの時涼ちゃんより若井を優先すべきだった
なのに、俺は涼ちゃんを優先した
だって、でも、涼ちゃんがすごく可愛かったんだもん
でもそれは言い訳にしかならない
だから、若井に謝りたい
若井の家が見えてきた
息を切らしながら若井に家のチャイムを押す
自分の呼吸音とチャイムの音が静かに響く
大森.
息切れしながら呼んだ声は掠れている
でも構わない
俺は若井の名前を叫びながらドアを叩く
でも若井は出てきてくれない
若井、でてきて
そう思いながら扉を開けようと力を込めれば、若井の家の扉は簡単に開いた
鍵をかけ忘れていたのだろうか
不用心だな、と思いながら若井の家の中に入る
若井の寝室に行く
いつも朝のこの時間なら若井はまだ寝ているはずだ
なんだけど
ベットの上に若井はいなかった
ベットの上には若井が来ていたであろうパジャマがある
若井の携帯もベットの上に乗っている
なのに、若井だけどこにもいない
家中を探し回る
若井の輪郭を思い浮かべながら。
なのに、若井だけがどこにもいない
どうして?なんで?
そう思って若井の携帯を手に取ってみる
若井の携帯は開きっぱなしだ
携帯に映し出されていたのはミセスのグループラインのトーク画面。
そこには、未送信の若井のメッセージがあった
『元貴、涼ちゃん、助けて』
そのメッセージを見た瞬間、背筋に冷たいものが伝う
もしかしたら、と恐ろしい仮説が頭をよぎる
若井はもう、透明化してしまった?
もう手遅れだったの?
若井はもう、死んでしまったの?
手がわなわなを震え、視界が霞んでくる
藤澤.
すると、聞き覚えのある優しい声が頭上から降ってきた
知っている。
この可愛くて綺麗で優しい声は、藤澤涼架のもの。
藤澤.
大森.
大森.
藤澤.
大森.
藤澤.
大森.
涼ちゃんはびっくりしたように目を見開いて言った
「よかった」
こんにちは✨
君に求められたい人生だったのその後です。 ここからすごい展開になっていきます
いいねと感想よろしくお願いします🤲 モチベが爆上がりします✨
それではまた!