…死んでしまったのだろうか。
まるで水に浮かんでいるかのような心地よい感覚。
視界も暗い、音もしない、匂いなんてなおさら。
ただただ冷たいものが、さらりと肌を撫でる。
そんな気味悪い空間なのに、何故か安心できてしまう自分が居た。
瞼が重い、体も動かせない。
……もう、いいか。
僕は意識を手放し……
「……き……」
「……き……て」
「………起きなさいよッ!」
???
見慣れない青空。
見慣れない木。
見慣れない神社。
そして……
博麗霊夢
博麗霊夢
見慣れない女。
???
霧雨魔理沙
霧雨魔理沙
???
また変なのが増えた。
博麗霊夢
博麗霊夢
博麗霊夢
博麗霊夢
???
???
霧雨魔理沙
どうやら、黄色い変なの の方が話は通じるらしい。
博麗霊夢
???
博麗霊夢
博麗霊夢
博麗霊夢
???
霧雨魔理沙
???
言おうとした。 けれど。
それは音にならず、空気となって消えていく。
霧雨魔理沙
???
博麗霊夢
博麗霊夢
博麗霊夢
???
僕はぽつりと呟く。
夢の様な曖昧なものだったはずなのに、今では何よりも鮮明に脳に焼き付いている。
霧雨魔理沙
???
???
博麗霊夢
霧雨魔理沙
霧雨魔理沙
博麗霊夢
博麗霊夢
霧雨魔理沙
博麗霊夢
博麗霊夢
赤い方の変なのがぐりん、と効果音がつきそうな勢いでこちらを向く。
博麗霊夢
博麗霊夢
???
唐突に大量の情報が頭に流れ込み、思考停止する。
霧雨魔理沙
博麗霊夢
霧雨魔理沙
???
???
博麗霊夢
博麗霊夢
???
ある訳が無い。
それを分かった上で聞いてやがる。
霧雨魔理沙
霧雨魔理沙
霧雨魔理沙
???
本当に意味が分からない。
この場所も、 この名前も、 この変な女達も。
けれどどうやら、僕は暫くここで暮らさねばならないようだ。
これは、僕が忘れ去られた事を受け入れる為の物語。
そして全てを忘れ去る為の物語。
どうか、僕が消え去るその日まで。
僕を、彼女達を、幻想郷を、
共に見届けてはくれないだろうか。
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