テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

椿

どーも

椿

最終話です!

椿

どーぞ

この人がどうして俺を 引き取る気になったのか

同情なのか

命令だったのか

わからなかった

籍真

私はこれでも空手の師範なんだ

籍真

お前も興味があるならやってみるといい

ほんとに籍真くんが引き取ったのね

でもいくら父親の手に余るからって 籍真くんが可哀想だわ

ほんとよりによってあんな…

夾(小さい頃)

うわっ!

夾(小さい頃)

あ!

籍真

これからはもっと高いところの空気を吸っていかなくては

籍真

いけないね?

わからなかったけど

俺に初めて外の世界を 見せてくれた人

俺の手を引いて

俺のそばにいてくれた人

夾(小さい頃)

なぁ、あんたって師匠なんだな

籍真

え?

夾(小さい頃)

テレビで空手の先生を師匠って言ってた

夾(小さい頃)

だからあんた師匠だな

籍真

あっはは…確かにそうかもしれないね

籍真

でも門下生は誰もそうは呼んでくれないな

籍真

2人ともよく成長しましたよ

ほんとうですか!?

夾(小さい頃)

師匠…

籍真

おかえり夾

夾(小さい頃)

…!

師匠が本当のお父さんなら 良かったのに

夾(小さい頃)

やぁぁ!

夾(小さい頃)

お、

そう言ったら師匠はどんな顔を するのだろう

俺を育てたのはただの同情や優しさかもしれないのに

…!

…!

紫呉

やぁおはよう

師匠は?

紫呉

お帰りになられたよ

は?

紫呉

透くんが送っていった

なんだよ…それ

(なんで黙って帰るんだよ)

(俺はまだ一言も礼の一つも言っちゃいないのに!)

籍真

ここら辺で結構ですよ

籍真

ありがとうございます

あ、あのやっぱり夾くんにお声をかけた方が…

籍真

わからないんです

籍真

夾を引き取ったのは償いのつもりでした

籍真

私の祖父は夾と同じ猫憑きでした

籍真

家族中で疎外し

籍真

一族中で中傷し

籍真

酷い扱いをしていました

籍真

そして私もその中の一人でした

籍真

祖父と対面したのは1度きりでしたが

籍真

残酷な言葉を吐きました

籍真

祖父はそんな私を笑って許してくれた

籍真

優しい人であったのに

籍真

そして歳を重ね

籍真

夾を取り巻く環境を初めて第三者の目で見て痛感しました

籍真

その愚かさ残酷さを

籍真

私は彼を引き取ることで己の罪悪心を消したかったのかもしれません

籍真

けれどいつしか愛しさが生まれまるで父親になったような気持ちで

籍真

あの子の意志を無視して珠々を奪い一方的な私の気持ちを押し付けた

籍真

ですがわからないのですよ

籍真

なんと声をかければ良いのか

籍真

エゴを押し付けといて良かったというのはあまりに勝手すぎて

籍真

それに私はきっかけを作っただけ

籍真

夾を救ってくださったのはあなただ

籍真

あなたがいてくださったから夾は…

師匠さん

籍真

ん?

それは本当にエゴなんですか?

でも私は…私はなんだかとてもあったかい気分です

師匠さんはどう思われるか分かりませんが

でも私にはどうもとても…師匠さんがお父さんに見えるです

師匠!

籍真

…!

夾くん!

え、きょ…

なんで黙って帰るんだよ!

なんでそんな逃げていくみたいに、!

夾くん!

俺が怒るとでも思ったのかよ

俺に呆れたかよ

世話ばかり焼かせてごめん

ガキみたいに甘えて道場に帰るとか師匠を逃げ場所みたいにしてごめん

でも俺はこんなんだけど…まだこんなんだけど!

でも、いつか…いつかは強くなって歩いて行けるようなやつになるよ!

傷つけて重荷になったりしないで

師匠が…師匠が俺の親父だって言えるような!

そんな奴に俺はなる!

籍真

(長くすれ違あっていて遠回りをしてようやく触れあうことができたのかもしれないね)

うっ

きょ、夾くん!

籍真

まだまだお前は世話の焼ける息子だよ

籍真

だからってふっ飛ばすことないだろ!

籍真

あれぐらいガードしないと少し弱くなったんじゃないか?

透!

今ちゃんと見ていたか?

え?あ、はい!

な?言った通りだろ?俺の師匠は強いんだって!

はい!はい!はい!

なんか、そう連呼されるとムカつくな

どうせ俺は適わねぇよ

え?!

籍真

(それはきっとこの人があなたがいてくださったからだ)

椿(狐ver.)

しぐ、れ

紫呉

はいはい

椿(狐ver.)

すまない…僕としたことが…

紫呉

大丈夫ですよ

由希

椿大丈夫そう?

紫呉

まだ変身解けてないしやばいかも

紫呉

雨の中走ったらそうはなるね

椿(狐ver.)

前はこうじゃなかったのにね…

ただいまです!

椿!

椿(狐ver.)

きょ、う

椿(狐ver.)

良かった…お前が、、

大丈夫だ!

椿(狐ver.)

ゲホゲホ僕は無理しすぎたみたいだ

あのこの姿は?

紫呉

椿くんはね、十二支ではないんだ。夾くんと似た立場かなでもちょっと違うんだ

紫呉

んーと、神様に近いお狐様かな

なるほどです!

紫呉

見ての通り今弱っててねはーさん呼んでる

椿(狐ver.)

透さん、、夾をありがとう

椿(狐ver.)

十二支を救ってくれてありがとう

椿(狐ver.)

君のおかげだよ

いえ!私は何も…!

ボフン

椿

ありがとう

紫呉

大丈夫そうですか?

椿

うん、帰るよ

紫呉

お気をつけくださいね

椿

ありがとう紫呉

椿

それじゃあまたね!

ボフン

うわっ!

紫呉

相変わらず早いな行くの

あの、椿さんは…

神楽

聞かない方がいーよ

神楽

透くん

何故ですか?

神楽

聞くべきものがあるってこと!

そうですか

椿

明日で終わりだよ

椿

そして明後日から薄桜鬼+フルバ2期だよ

椿

それではまたね!

フルーツバスケット

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚