しゃけオレ
五条 沙奈
五条 沙奈
五条 沙奈
五条悟
しゃけオレ
しゃけオレ
しゃけオレ
五条悟
五条 沙奈
五条悟
しゃけオレ
しゃけオレ
しゃけオレ
しゃけオレ
五条家
五条家
またか…お兄様…もう、ダメそうです…
いつの日からかもう帰ってきてはくれなくなってしまいましたね
五条家
五条 沙奈
私が何をしたと言うのでしょう 悪いことしたのでしょうか
それとも生まれてきたことが罪なのでしょうか
五条家使用人
五条家
五条家
五条家使用人
五条家
五条家使用人
あの男はどこかえ行った
五条家使用人
五条家使用人
五条 沙奈
五条家使用人
五条 沙奈
五条家
五条家使用人
五条家
五条家使用人
五条家
五条 沙奈
五条家
五条 沙奈
五条家
五条家
赤黒いナニカが私のことを包む直前
五条悟
お兄様だ…巻き込んでしまった…
五条家
五条悟
赤黒いナニカに2人の人間は包まれた
残った物は赤黒いナニカが中に入ったように見える箱
五条家
五条家使用人
五条家
五条家使用人
ナニカの入った箱はそのまま裏庭に埋められた
五条 沙奈
五条悟
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条悟
五条悟
五条 沙奈
「甘い」と味蕾は哭いた
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条 沙奈
五条悟
木の上にあった木の実をとる
五条 沙奈
その、稚い果実の終末を噛みしめる
嗚呼不味い
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
私の考えを燻され黒くなったような思想と誰が言っていた
そんな思想に穴をあけるようとする彼
嗚呼なんで私なんかに…
五条 沙奈
五条悟
五条悟
五条 沙奈
彼の言葉は私にとって 改竄した果ての調味料のよう そう、絶対本心は落ちこぼれとでも思っている
私には彼の綺麗なダイヤモンドのような目も 贋物の瑪瑙… 偽物の宝石にしか見えない
昔はダイヤモンドにしか見えなかったのに… あのころの私は誰が奪ったのか…ハッハッ
五条悟
五条悟
おかしい…私にはお菓子で出来た家は見えない 彼の目線の先にあるのは 木でできた家
五条悟
ギュッと手を掴まれる
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
正直私はドラマというものを見たことはないが まあ、ドラマ?みたいなのでしょう 彼が言うなら
五条悟
彼はドアを開けた
五条悟
五条 沙奈
何日ぶりだろうか… それに彼も私のことを汚いといったね…
五条悟
五条 沙奈
おかしい…お湯が張ってある おかしい…2人しか居ないはずなのに… いや、でも気にしたらダメだ…
久しぶりに入ったお風呂… お湯ではなくこのバスルームにあるのは
五条 沙奈
五条 沙奈
五条 沙奈
五条 沙奈
五条 沙奈
五条 沙奈
上がって、リビングに行く途中木材で指を切ってしまった
まあ、そんなこともあるでしょう
リビングには彼が座っていた
五条悟
寝ている…
辺鄙なメリーゴーランド…綺麗なのか汚いのか
私は前に夢を見たことがあった彼の夢だ
いまだによく分からない…
でも、これだけは分かる
彼は人生のメリーゴーランドに為されるが儘ということー
五条 沙奈
五条悟
汚れたパーティー
五条 沙奈
五条悟
五条 沙奈
五条悟
冷めきった果実ー愛を謳う
五条 沙奈
五条悟
五条悟
彼の手が私を貫く…
赤黒い染まっていく彼の手
朽ちていくように腐っていく…
木でできた傷口も…抉られる
五条 沙奈
五条 沙奈
ああ、最低なバームクーヘンエンドだ…
五条悟
グチャグチャなる身体 寡黙さが闕けている…
五条悟
私の稚い人生の終末を噛む彼 最後を最愛の彼に頼み 白くなっていく 赤黒くなっていく
「甘い」はずがないのになぁッ
私の燻んだ思想を穿った一言
五条悟
綺麗に泣きながら 悟にぃが放った言葉と共に 私の意識は幕を下ろす
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
しゃけオレ
五条悟
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