結局、あの後すぐにヒートは治まって俺は次の日普通に大学へ向かった
ないこ
何としてでもいふくんを避けないと
目が合うだけでヒートになるなんて、冗談じゃない
りうら
ないこ
突然りうらが抱きついてくる
りうら
りうら
りうら
ないこ
ないこ
そういえば、俺、ヒートだったんだよな
運命の番のフェロモンって強いはず
なのに
なんで噛まなかったんだろう…
りうら
りうら
りうら
ないこ
そう言おうとした
けど、止めた
俺らが運命の番ということを知られたくなかった
ないこ
番になんかなるもんか
どうせ愛してくれないんだから
ないくんの様子がおかしい事なんてとっくにわかってる
突然来たないくんのヒート
オメガ嫌いのいふくんが近づいて来て、ないくんを抱えあげて去っていったあの日
りうら
りうら
いふくんのあの時の目
ラットになったアニキの目と似てた
でも納得がいかない
ラットになったらもう理性は粉微塵なはず
なのにないくんの項に噛み跡はない
りうら
考えれば考えるほどわからない
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
俺はアニキに全部話した
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
りうら
りうら
悠佑
りうら
悠佑
ラットになれないはずなんよ
適当にふらふら歩く
大学に行ってもつまらないし、きっとないこには避けられるし
いふ
自分でも驚いていた
自分で言うのもあれだが、俺は容姿においても家柄においても文句の付け所がないと思う
それ故に俺と番になりたがる奴は今まで数え切れないほどいた
だから、殺した
俺の中のαの部分を
俺はラットになれない
ラットにならなければ番を作ることも無い
なのに
いふ
体が痺れて脳が麻痺する感覚
まだ本発情とはいかないが例えるならそう、
いふ
ないこは俺の、唯一の媚薬かもしれない
ないこ
ないこ
ないこ
運命の番に1度出会うと本能で相手を探す
昔、本で読んだことがあった
ないこ
ないこ
自分の項を触る
噛み跡なんてない、綺麗な項
ないこ
どうせ噛まれるなら
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
自分の意思じゃない自分の言葉に困惑して、俺は帰路を急いだ
???
コメント
6件
え、好き。もう好き。大好き。ありがとうございます。青桃供給ありがとうございます。生き返りました。ありがとうございます...😇 続き楽しみに待ってまーす(* 'ᵕ' )☆ (後、1週間ちょっとでテストがある人より☆)
無意識のうちにifくんのこと考えてるのが可愛すぎるぅぅぅ❣️
いゃぁぁぁぁぁああすきやぁ、