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本のようなストーリーに、恋の予感です!

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本のようなストーリーに、恋の予感です!

1 - 本のようなストーリーに、恋の予感です!

♥

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2020年03月23日

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鈴木 桃菜

あ、この花とてもいい香り

鈴木 桃菜

あ、こっちの花もすごい綺麗な色だぁ

鈴木 桃菜

この花は.......

鈴木 桃菜

青なんだけど、普通の青とは違う

鈴木 桃菜

心に引き込まれる青だ!

鈴木 桃菜

こんなお花、初めて見たよ!

鈴木 桃菜(すずきももな)

高校1年生

体が弱いことが原因でクラスに友達が1人もいない

けどここのお花畑は、私の味方をしてくれる唯一の友達

放課後ここに来るのが楽しみで仕方ないの!

鈴木 桃菜

あ、またいいお花みっけ!

鈴木 桃菜

アハッ!この花持って帰っちゃお!

岡本 颯

鈴木、桃菜さん

鈴木 桃菜

(ビクッ!)

ゆっくりと声の方を向く

鈴木 桃菜

あっ、あっ…

私と同じクラスの岡本 颯(おかもとそう)くんだった

岡本 颯

鈴木さん、いつもここのお花畑来てるよね

岡本 颯

ここ気に入ってるの?

静かに頷く

岡本 颯

ハハッ俺もこの場所好きなんだ

岡本 颯

なんか落ち着くよなぁ

私以外にも、ここが好きな人いたんだ

でも、岡本くんはどうして私なんかに話しかけてくれてるんだろう…

岡本 颯

鈴木さん

岡本 颯

良かったら俺と友達にならない?

鈴木 桃菜

え…?

岡本 颯

俺、鈴木さんと話してみたいなぁって思ってたんだよねー

鈴木 桃菜

(なんで、人気の岡本くんが私なんかに!?)

鈴木 桃菜

わ、私と居たら嫌われちゃうよ?

岡本 颯

どうして?

鈴木 桃菜

私、体が弱いって理由でみんなからいじめられてて

鈴木 桃菜

人気の岡本くんが、地味な私なんかといたら

鈴木 桃菜

岡本くんの印象が悪くなるんじゃないかなって…

岡本 颯

アハハ

鈴木 桃菜

鈴木 桃菜

(急にどうしたんだろう)

岡本 颯

鈴木さん、そんなこと考えてたの?

岡本 颯

すごい、鈴木さんらしいよ

鈴木 桃菜

.......?

岡本 颯

俺は別に構わないよ

岡本 颯

だって鈴木さんと仲良くなりたいだけで、クラスの目とか気にしてないし♪

岡本 颯

俺が鈴木さんの、1番目の友達になる!

鈴木 桃菜

本当に…?

鈴木 桃菜

(仲良くなりたい、なんて)

鈴木 桃菜

(初めて言われたよ)

岡本 颯

鈴木さんが良ければ、俺と友達になってほしい

鈴木 桃菜

わわっ、私で良ければ…

岡本 颯

うん!決まり!

岡本 颯

じゃあ俺、先に帰るな?

岡本 颯

お母さんに頼み事されてるから

鈴木 桃菜

はい…

岡本 颯

じゃあ、また明日な!

岡本くんが私に手を振って去っていった

私も、小さく手を振り返す

すごく、嬉しい

鈴木 桃菜

(ホントに、現実なんだ)

鈴木 桃菜

(この花が、私に奇跡を与えてくれたのかな?)

手に持っていた花に優しく触れた

鈴木 桃菜

フフッ

鈴木 桃菜

味方してくれてありがとう!

なんだか、また岡本くんとお話がしたいなぁ

岡本 颯

鈴木さん!

鈴木 桃菜

岡本、くん

鈴木 桃菜

おは、ようございます…

岡本 颯

ヘヘッ

岡本 颯

おはよ

鈴木 桃菜

(岡本くんに、会えた!)

鈴木 桃菜

(なんだか、いつもより心が楽だな)

鈴木 桃菜

(けれど…)

周囲を見渡す

キョロキョロ

岡本 颯

…?

鈴木 桃菜

(周りの視線が鋭い…)

鈴木 桃菜

(予想していたことだけど…)

鈴木 桃菜

お、岡本くん

鈴木 桃菜

私、先に行ってるね!

バタバタバタ

岡本 颯

あ、ちょっと!

岡本 颯

鈴木さん!

岡本 颯

い、行っちゃった…

岡本 颯

(やっぱみんなのこと気にしてんのかな)

教室

ガラガラガラ

鈴木 桃菜

お、おはよう、ございます…

そう言ってみたけど、周りの子達は私の存在を、無視するかのように

おしゃべりを続けていた

私は静かに席につく

そしてカバンの中からお花の本を出した

鈴木 桃菜

(公民館で借りてきたけど読む暇がなかったなぁ)

鈴木 桃菜

(今から読もうかな)

その本は

お花畑で出会ったふたりが

互いに惹かれ合い

好きって言えないまま別れてしまうという

切ない恋愛ストーリーだった

鈴木 桃菜

(なんとなく出会いが私と岡本くんみたいだけど)

鈴木 桃菜

(これはただの偶然だよね…)

クラス女子1

鈴木さぁん?

私は振り返る

鈴木 桃菜

あ、はい…

クラス女子1

ちょっと話したいことがあるんだけどぉ

クラス女子2

今暇でしょぉー?

鈴木 桃菜

あの、すいません

鈴木 桃菜

今、本読んでて…

クラス女子3

本なんていつでも読めるじゃん?

鈴木 桃菜

鈴木 桃菜

そうですよね…

クラス女子1

ちょっと付いてきてもらってもいい?

鈴木 桃菜

はい…

岡本 颯

(あれ…)

岡本 颯

(今俺と行き違いになったのって)

岡本 颯

(鈴木さんじゃ…)

岡本 颯

(もしかして、連行されてる…?)

男友

颯、やっと来たかよォ

男友

早くここの問題教えろよォ

男友

俺わかんねぇしこんなもん

岡本 颯

男友

なぁー颯ってばよー

岡本 颯

っ!

岡本 颯

わりぃ!

男友

はぁ?なんだよ急に

岡本 颯

ちょっと、行くとこあるから

俺は荷物を投げ捨てて鈴木さんらの後を追った

男友

なぁ、おい!

男友

颯、お前っ

男友

勘弁してくれよぉ😭

屋上

クラス女子1

鈴木さんさぁ

クラス女子1

昨日の放課後、岡本くんに会ったって本当?

鈴木 桃菜

えっ?

鈴木 桃菜

ほ、本当ですけど…

クラス女子2

あぁ、やっぱ鈴木さんだったんだぁ

クラス女子2

で、2人で何してたの?

鈴木 桃菜

わ、私は、一緒に花を見てただけで

クラス女子3

へぇ~、なんで2人で見てたの?

鈴木 桃菜

私が先にお花畑に行ってて、それから…

クラス女子4

アッハハハ

クラス女子4

お花畑、ですって~

クラス女子1

さすが鈴木さん、言うことが違うねぇ~

クラス女子2

どこまでお子ちゃま何だかねぇ

クラス女子3

ほんっとそれよフッ

鈴木 桃菜

(お花畑って、何かおかしかったのかな…)

鈴木 桃菜

(なんだか、またイジメが再開されたような気分…)

鈴木 桃菜

(最近まではあんまりこんなこと無かったのに)

鈴木 桃菜

(やっぱり、地味が人気者くん友達になって、バチが当たったのかも…)

クラス女子4

そして、その続きは?

鈴木 桃菜

そ、そしたら、岡本くんがお花畑に来たの…

クラス女子1

クラス女子2

クラス女子3

クラス女子4

鈴木 桃菜

(な、なんだろう、この空間)

クラス女子1

あのさぁ

クラス女子1

岡本くんが鈴木さんについて行ったみたいな言い方やめてもらえる?

鈴木 桃菜

えっ…?

鈴木 桃菜

そんなつもりは…

クラス女子2

岡本くんが、鈴木さんの後をついて花畑なんてついて行くわけないでしょう?

鈴木 桃菜

わ、私は…

クラス女子3

友達になれたって喜んでんのは鈴木さんだけだからね?

鈴木 桃菜

どういうこと…?

クラス女子4

だから岡本くんは、なりたくて鈴木さんと友達になったわけじゃないって言ってんのよ

鈴木 桃菜

そう、だったの…?

クラス女子1

そうに決まってるじゃない

クラス女子1

うぬぼれはいい加減にしてくれるかしら?

鈴木 桃菜

(…私、うぬぼれてなんかっ!)

クラス女子2

さっさと友達なんか辞めてちょうだいよね

クラス女子3

あーあぁ、岡本くんが可哀想だよねぁ

クラス女子3

仕方なく友達になるなんて

クラス女子4

岡本くん、ホント優しいよねぇ

鈴木 桃菜

鈴木 桃菜

言いたいなら、いくらでも言ってください…

鈴木 桃菜

(もう、覚悟は出来てる…)

クラス女子1

はぁ?

鈴木 桃菜

どうぞ好きなだけ、言ってください…

クラス女子1

ってめぇふざけてんのかっ!

バサッッッ

女の子の1人の手がスローモーションで

私に向かって、近いてきてるっ

鈴木 桃菜

んっっ!

もう、どうにでもなっちゃえっ

思い切り目をつぶる

しかし…

鈴木 桃菜

(…?)

なかなか当たらないのでそっと片目だけ開ける

すると…

鈴木 桃菜

っ!

鈴木 桃菜

岡本くんっ…!

岡本くんが、私を殴ろうとしていた女の子の手を抑えていた

クラス女子1

おかっ、岡本、くん…?

岡本 颯

お前ら、何やってんだよ?

クラス女子2

岡本くん、これはっ!

岡本 颯

言い訳とかいいからさ

岡本 颯

まず鈴木さんに謝れば?

鈴木 桃菜

(岡本くん…?)

クラス女子1

っ!

クラス女子1

なんで鈴木さんにっ…?

クラス女子1

みんな、行こ

クラス女子2

あ、ちょっと待って

キィーバタン

女の子たちが出ていき、扉が閉まる音がした

鈴木 桃菜

あ、あの、岡本くん…

岡本 颯

焦ったぁー

鈴木 桃菜

えっ…?

岡本 颯

あんま、あーいうやつの所付いてくなよ?

鈴木 桃菜

ご、ごめんね…

鈴木 桃菜

話があるって言われたから…

岡本 颯

大丈夫だった?

鈴木 桃菜

えっ?

岡本 颯

怪我とかない?

鈴木 桃菜

う、うん…

鈴木 桃菜

岡本くんよく分かったね

鈴木 桃菜

私たちがここにいること

岡本 颯

ちょうど俺が教室入った時、鈴木さんが女子らと出ていったから

岡本 颯

これは何かあるなって

鈴木 桃菜

何かあるって、思ったの…?

岡本 颯

だって、俺が言うことじゃねぇけど

岡本 颯

鈴木さんって、みんなからいじめられてて

岡本 颯

友達もいないって言ってたから

岡本 颯

なんか、 おかしいと思って

岡本 颯

気づいたら、走ってた

鈴木 桃菜

(えっ…)

鈴木 桃菜

(そんなこと…!)

岡本 颯

鈴木さんじゃ堅苦しいから、桃菜って呼んでもいい?

鈴木 桃菜

へぇっ!?

岡本 颯

ハハッ

岡本 颯

ビックリしすぎ笑

鈴木 桃菜

(そんな、名前で呼ばれるなんてっ)

鈴木 桃菜

お、岡本くんの迷惑でなければっ…

岡本 颯

俺、迷惑なんかじゃねぇよ?

岡本 颯

逆に、大歓迎

鈴木 桃菜

っ!

鈴木 桃菜、17歳

これはっ、さっきの本のお話のような

恋の予感です!

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