リュウ
入るぞ
ミユ
うん・・・
リュウ
何かあったら
すぐに逃げるんだぞ
すぐに逃げるんだぞ
ミユ
分かった・・・
ガチャ!
リュウ
・・・!!
ミユ
どうしたの?
リュウ
血まみれの
携帯がない・・・!
携帯がない・・・!
ミユ
ここにあったの?
リュウ
あぁ・・・
リュウは、 辺りを見廻す
リュウ
やっぱり・・・
足もない・・・
足もない・・・
ミユ
足?
リュウ
俺が気を失ったのは、
ここに子供の足が
あったからなんだ
ここに子供の足が
あったからなんだ
ミユ
!?
リュウ
でも、
俺が目を覚ました時には
足はなかった
俺が目を覚ました時には
足はなかった
ミユ
・・・何もないね・・・
リュウ
リュウ
・・・地下だ・・・
ミユ
え?
リュウ
ここから
地下に行ける
地下に行ける
ミユ
こんな所に
扉が・・・!?
扉が・・・!?
ギィーーーーー・・・
リュウ
行くぞ
リュウ
この下は、
ミユは見ない方が
いいかもしれない・・・
ミユは見ない方が
いいかもしれない・・・
ミユ
どうして?
リュウ
行けば分かる・・・
リュウ
俺の記憶が正しければ、
この階段の先は・・・
この階段の先は・・・
ミユ
これって!?
リュウ
やっぱり
そうか・・・
そうか・・・
リュウ
連続幼女誘拐事件の犯人は
ここに死体を隠してたんだ・・・
ここに死体を隠してたんだ・・・
ミユ
酷い・・・
リュウ
とにかく・・・
リュウ
警察に電話だ・・・
俺は携帯を 取り出した
その時だった
バキッ!!
リュウ
ぐはっ!!
俺は後方から 鈍器のようなもので 思い切り頭を殴られた
ドサッ!!
その時、俺は 全てを思い出したのだった
そう・・・
あの時、 女の子と一緒にいた人物・・・
それは・・・
ミユ
リュウには
見られたくなかったな
見られたくなかったな
ミユ
でも、ここを見たら
生きては帰せないよね
生きては帰せないよね
リュウ
ミユ・・・!!