数十年後
僕は違う世界に転生したらしい
原因はわかって居たけれど解決法は分からなかった
この世界は僕が居た世界とは違う点がいくつかあった
一つ目はセカイが無いこと
二つ目は瑞稀君達に出会わないこと
三つ目は前世の記憶持っている人がいないこと
微妙に違っていた
だから僕はどうすることも出来ず普通に過ごしていた
そして今日は大事な日
それは
高校受験だ
神星 類
神星 類
本来なら受験会場まで両親の車に乗せてもらうはずだったんだけど、
両親が体調を崩し、僕はバスを使って一人で受験会場に向かっていた
中学の頃はバスなんて毎日使ってたし!そう誇らしげに思ってたんだけど、
バスがすごく混んでて全然降りられないよ〜
シュー(バスの扉が閉まった音)
神星 類
パシッ
神星 類
???
不意にそんな声がして視線を向けると制服姿の人が立っていた
それから僕はその人のおかげで一緒にバスから降りることが出来た
神星 類
その人は何故か逃げるように去ろうとする
神星 類
???
その人は僕に背を向けたまま言う
神星 類
???
またその人は逃げるようにこの場を去ろうとする
しかし、その人のパーカーのポケットから何かが落ちた
神星 類
富山 瑞稀
神星 類
その名前には見覚えがあった
前世から知っていて、同じ学校で、剣士で、とにかく優しくて、それで……
???
神星 類
???
神星 類
僕は途中で言うのをやめた、だって
彼女と僕はこの世界では初対面で何の関係もないから
そう考えてると、瑞稀君は…
富山瑞稀
神星 類
富山瑞稀
神星 類
富山瑞稀
神星 類
富山瑞稀
神星 類
それから僕は、瑞稀君と受験会場まで行った
そして僕と瑞稀君は二人とも見事に星蘭高校に合格した
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