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お も ち ゃ

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お も ち ゃ

1 - お も ち ゃ

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2021年11月17日

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お も ち ゃ

題名リベンジ(?)

桃黄

小さい頃から、俺はよくおもちゃを 壊してしまう事があった

ぁ、それぇ、…ぼくの、

俺より数歳年下の彼が涙目になりながら 俺を見つめている

、ごめん、…

俺は彼のその顔が大好きだった 絶望しているような、苦しいような顔が

だから、俺は 彼のおもちゃによく触った

10数年経った、俺はまだ彼のおもちゃを壊す癖は 一切直ってはいない

でも、彼は怒らなかった

俺はありもしないような言い分を告げ 何も無かったことにしていた

だから俺は、いつも彼の隣に居た

楽しそうに笑う彼が可愛くて 一週間に1回ぐらいの間隔で彼におもちゃを 紹介するようになった

彼はそのおもちゃと楽しそうに話しながら 笑顔を見せる

でも、いつかも経てば 彼の隣は俺が紹介したおもちゃになってしまう

だから、俺が触れて壊しちゃうんだ

俺はまた、いいおもちゃを紹介すると言って 彼を家に呼び出した

俺があげた、彼に似合う可愛らしい 黄色のネックレスをつけて

彼は、気に入ってるんです そう言ってリビングのドアを開けた

いつも、この日にはいいおもちゃを紹介して 対面させて、彼と話させる

だけど、今日は違う

俺は床に彼を押し倒して唇を重ねる

、っ

彼は驚いているような表情をして 徐々に頬は赤く染まっていった

っ、え、…桃く、ッ…?

ずっと、待ってたんだよ

黄、♡

部屋には肌が触れ合ういやらしい音と、 彼の可愛らしい鳴き声

少しずつ涙を零しながら、彼の体は俺を求め締め付ける

これが最初で最後だろうな

そんな事を思いながら、俺は思いっきり奥を突いた

俺が目を覚ませば、動かなくなった彼の姿

あーあ、

また壊しちゃった

そんな事を思いながら、俺は彼を

綺麗におもちゃが並んだ棚に飾った

ℯ𝓃𝒹

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