君のとなり。

本当に平気なんだよね… 周りに見た事のある高校生ばかりがいる中、自分の制服に違和感を感じて下を歩く。 でも今日は高校生1日目。 変に友達が出来ている時ではなくて良かった。 友達が出来てからだったら絶対誤魔化せなかったし…

誤魔化せない人早速発見。 彼女は佐藤若葉。私の幼なじみ。 超元気で本当に元気。うん、それしかない。 若葉と会うの久しぶりだな。 高校卒業してから会わなくなっちゃったし…

ドキッ いやもうこれ若葉には絶対バレる…

…察しいいな、天然なんだろうかこれは。 確かにつまんないが口癖な私を神様が選んでくれたとか…？ でも別に高校生活も楽しんでた訳じゃないんだけど… むしろ就活また最初からだしマイナスじゃない…？ 下駄箱に着くと、クラスの表が貼ってあることからかなり周りは混雑していた。

クラス表の前が段々と空き始めたので自分のクラスを確認しに行く。

2人で笑顔でハイタッチをする。 …まぁ知ってたんだけど。 若葉があまりにも嬉しそうだから合わせて一緒に喜ぶ。 でも事情も知ってくれてるし気心知れた若葉が同じクラスなのは本当に嬉しい。 …ちょっと待って？ これから先起こること全て前と同じ行動をするべきなのかな。 そうしないと未来変わっちゃう？ でも変えるためのタイムリープなの？ 考えすぎて頭がショートする勢いだったので1度考えることをやめた。 とにかく！！楽しもう！！ これは神様から与えられたチャンスなんだから！！