食用
食用
食用
食用
食用
食用
食用
食用
それではどうぞ!!!
はぁ、はぁっ、はぁっ、
急げ急げ急げ!!!
中也
中也
極寒の地の中を必死に駆けて拠点へと急ぐ
駆ける中也の腕の中には太宰
互いに紅く服を濡らしているも、一番染まっていた太宰の顔には苦痛と徐々に消え去る気力が浮かんでいた
太宰
中也
あぁどうしてこうなってしまったのだろう どうして俺を庇ってこうなってしまったんだろう
後悔が起こる前_____
それは任務最中のことだった
中也
敵モブ
太宰
いつも通り、相手を倒して終わる筈だった
しかし自分が気を引いたとたんそれは起こった
ガラガラガラガラ…
中也
太宰
ドンッ
中也
ガラララララッ
太宰
先刻まで俺がいた場所にこれでもかという瓦礫が落ちてきていた その場所には俺を押した太宰、そして自分とあいつはその下地きに巻き込まれた
中也
中也
太宰
口ぶりとは裏腹にその顔は酷く辛そうだった
下半身は瓦礫に飲み込まれ、頭部にも落ちてきたのか 額から血が垂れてきている
中也
中也
太宰
咄嗟に異能で周りの瓦礫をある程度退かし、太宰の救出をした
しかしそれはあまりにも無残な姿だった 何故なら 足の骨や関節が折れ、 もはや立つことは二度とできることはできないような姿になっていたのだ
中也
その後のことはよく覚えていなかった 気づいたときには太宰を担いで道を必死に駆けて拠点へと急いでいた
森
中也
太宰よりも軽症だった中也は、森からの治療を丁度終えた
中也
そう、拠点に着いて直ぐに太宰を森に託したのだ
森
森
森
あの後直ぐに鴎外は太宰の治療に取り掛かった 幸い、出血は頭部だけに収まったものの 足は重度の骨の粉砕 もう二度と体を自分の足で支える事はできないだろう
それを聞いた中也は、下を向いて項垂れていた
中也
中也
中也
自己暗示をするように頭の中で何度も繰り返す
森
電話越しにエリス嬢の声が聞こえる
森
安堵と朗報が中也に訪れた
.......バタバタバタバタバタ
ガラッ
中也
太宰
中也
太宰が生きていることを再確認し、安心した瞬間涙がボロボロと零れ落ちてくる
太宰
太宰
両手を広げて出迎えてくれる できるだけ負担をかけないようにその腕の中に潜る
思っていたよりも強い力で抱きしめられた
太宰
中也
中也
中也
太宰
太宰
声を押し殺して震えて泣く俺を 太宰は優しく宥めるように撫でてくれた
その手に落ち着き、緊張の糸が切れたように中也は眠りについた
食用
食用
食用
食用
食用
コメント
6件
なんだこれ大好き… ほんと神ですありがとうございます
うわぁぁ続きが楽しみだぁぁぁっっ!! 矢っ張り物語の展開作りが神がかってます😇