君を失った俺

君と出会った理由は 最悪な理由。

それでも君と出会えたことに感謝するぐらい毎日が楽しくて。

でも…

その頃の俺らはいや、「俺」は まだ知らなくて。

歌ってたんだ、逃れるために。

死のうとした…か。 なぜ何かは知らないけど。 君がそうしたいなら俺は笑顔で君を励ます

…少し強引だったかな？

それから？？？とはよく行動するようになった

元々、お互いに人気者では無いから基本的にひとりぼっちだったし、

変わったことはほとんどなかった。

ただ、

でも、疲れきった顔をした時、君は

大人はみんなもう少しだから 、 「頑張れ」って言うのに…

…だからかな？ 君が死にたがってたことなんて 忘れてた。

でも、

ある日、今日も今日とていじめで暴力を受けていた俺は

動けないくらい苦しくて しばらく寝転がっていた。

その時、

俺は今、やせ細った体にたくさんの管をつけている親友の病室にいる。

衝動で立ち、君に寄ろうとするが 途中で力が入らなくて ひざから崩れ落ちる

数ヶ月後

あの日から毎日 君のお見舞いに来ているんだよ？

あの出来事からもう1年半が経つ。

君が目を覚ました日から 毎日同じ夢を見る。

と言われる夢を。

そしてこの夢はこの言葉はあの日、本当に君から言われた言葉だ。

君は、記憶ないのに以前の学校に 通ったら混乱する可能性があるからって、転校しちゃったから

俺はあの日からひとりぼっち。 その代わり、いじめが無くなった。

高校に近づいて行くにつれて 憂鬱になってくる。

もういじめられないように

明るい「俺じゃない俺」を 学校生活で送ろうと決めたから。

入学式は終わり、教室へ着いた。

4人の自己紹介が終わって、

あとは、前髪ピンクの子だけ。

こうやって無理することも少なかったのかな？

あの日君を守ることが出来なかった俺はもう君のそばにいない方が いい…

でも、君たちは少し素っ気ない 俺とでも、一緒にいてくれた。

だから、君が覚えていなくても

君たちが知らなくても 陰ながら手助けをしよう。