主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
※BL ※太中 ※太宰さんが病んでる ※えっtt匂わせあーる15
主ぃ…。
主ぃ…。
ポートマフィアビル廊下。 中也の前方に壁に寄り掛かった太宰が居る。
太宰は歩いてくる帽子姿の彼に気付くとゆっくり中也の方へと歩いてきた。
中原 中也
太宰 治
太宰は中也の肩に顔を埋め、強く抱擁する。
中原 中也
軽く何が起こって居るか察しながらも、其の名を呼ぶ事しか出来ない中也。
太宰 治
太宰 治
太宰 治
中原 中也
太宰 治
太宰 治
太宰は時々こうなる事があった。 真っ暗な何にも価値を見出そうとしない目になる事が。
中也が手を回した太宰の背中は、酷く冷たかった。
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
太宰 治
太宰 治
太宰 治
どろどろとした感情を息を詰まらせながら紡ぐ。
相棒が見せる其の姿に、中也は軽く目を伏せる。
中原 中也
太宰 治
中原 中也
太宰 治
太宰 治
太宰の手に力が籠る。 中也の背中に鈍い痛みが走った。
中原 中也
中也は太宰の肩を軽く叩き、自分から離れさせる。
感情の渦巻く表情。
其の目からは雫が落ちて居る。
中原 中也
中原 中也
太宰 治
気を逸らそうとしても駄目と判り、中也は太宰の襟飾を引っ張った。
太宰 治
太宰の耳元で中也は呟く。
中原 中也
中原 中也
中原 中也
中原 中也
太宰 治
中原 中也
半ば強引に太宰の手を引き、二人は部屋へと向かった。
_翌朝。
中也が目を開く。 眼前には太宰。
中原 中也
半身を起こし、太宰の髪に触れる中也。
太宰は深い眠りについて居る様で起きる気配が全く無い。
寝ながら泣いたのか、太宰の包帯は泪で濡れて居る。
中原 中也
其処を撫で乍ら中也は昨日の太宰の台詞を思い出す。
太宰 治
太宰 治
太宰 治
中原 中也
中原 中也
中原 中也
『一緒に生きて』
中原 中也
遂に落ちた中也の泪が太宰の泪と包帯の中で混じり合い、解けていった。
主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
主ぃ…。
終