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ある日の休み時
優人
なんだか昨日は大変だったなぁ
愛菜
優人には良い運動になったんじゃない？
優人
うるせぇ〜足はもう棒だよ
愛菜
昨日はあの後裕貴は由香を送り届けれたのかな？
優人
さあな、でもあの裕貴だ心配は要らないと思う
優人
それか今日も休みだし今から電話してみるか？
愛菜
いいかも
優人
じゃあ鳴らすぞ
着信中
裕貴
もしもし…
優人
電話越しでも分かるくらいには声がやつれてるな裕貴
優人
大丈夫か？
裕貴
8割大丈夫2割無理
愛菜
何があったの？
裕貴
いやぁ由香が体重が軽いくて可愛い女の子だとしても
裕貴
人間だぞ少し上りの道を１人の女の子を担いで登り続けたら足が壊れるわ！
裕貴
だから筋肉痛で動けない
優人
お、お大事にな
裕貴
でも今日からでも元気には動けそう
優人
変な奴だな
愛菜
由香ちゃんは大丈夫だった？
裕貴
家についても熟睡してたくらいだ
裕貴
はしゃぎすぎで珍しく疲れてたんだろ
裕貴
お前らにもあの由香の顔を見せたかったもんだぜ
愛菜
そんなに可愛かったんだね
愛菜
私も行けばよかった
愛菜
後雪さんと連絡先交換できた？
裕貴
出来たぞ
裕貴
大人の女性感を感じた
愛菜
どういう感じなの？
裕貴
なんだか見透かされる感じ
優人
そんな感じなのか？
優人
俺と愛菜がいた時は見透かすような感じはなかったぞ
優人
どういう事を見透かされたんだ？
裕貴
まぁ、恋心についてだな
優人
え？
愛菜
え？
愛菜
裕貴君って恋してるの！！
裕貴
凄い食いつくな
裕貴
そんな大したものじゃない
裕貴
気になる感じの心を見透かされる感じだ
裕貴
なんだかあの人と話をしてると、なんだろう
裕貴
歯痒いんだよ
愛菜
裕貴君にもそんな感じになることあるんだね
愛菜
なんだか意外だね
優人
裕貴はいじる側だからな
裕貴
うるせ
優人
そういや由香とはいつ知り合ったんだ？裕貴
裕貴
端的に言うと小学生の頃だな
愛菜
そんな前なんだ
優人
へぇー、あれ？でも裕貴は小学生の頃同じ学校じゃなかっただろ
裕貴
あぁ、優人と同じ学校ではなかったな
裕貴
まぁ、俺はその当時虐められてんだ
愛菜
嘘でしょ！？
裕貴
嘘だ
優人
裕貴、お前の嘘は分かりずらい
裕貴
悪い悪い
裕貴
まぁ、虐めは受けてないが無視されてはいたな
優人
それも嘘か？
裕貴
これは本当だ
裕貴
まぁ話してやるから聞いてろ
裕貴
多分その時は夏休みの中期だな
語りの裕貴
俺はその時夏休みに家にいてもつまらなかったんだよ
語りの裕貴
だから外に行って本を読んでた
裕貴
はぁー暑い
裕貴
でも家にいてもつまんない
裕貴
今日は何処で本を読むか
由香
お前何してるんだ？
裕貴
は？君誰
由香
私は由香だ、お前は何してるんだ？
裕貴
何もやることがないから本を読んでる
由香
だから毎日居たのか
裕貴
なんでそんなに素直に言えるんだ？
裕貴
怖くないのか？人の反応
由香
怖くない
由香
私は人の反応を気にしてて
自らの意見を隠したくない
自らの意見を隠したくない
由香
まぁ、その分面倒事もよく抱えるがな
裕貴
羨ましいなそんなに堂々と言えて
由香
お前もやればいいだろ
裕貴
それが出来たら苦労はしないんだよ…
由香
なるほど、だからいつも1人なんだな
語りの裕貴
確かあの頃の由香も堂々と人に物怖じせず言いたい事言ってたなぁ
裕貴
そういうお前も独りじゃねぇか
由香
痛いところ着くのはやめろ
由香
まぁいいだろ私だってそんなひだってある
裕貴
もういい、興ざめした帰る
由香
そうかまた明日ここに来るか？
裕貴
…
次の日
語りの裕貴
そういや昔からだったなぁあんなに神出鬼没なのは
優人
あれは昔からなのかよ！？
裕貴
あいつは居ないな、どうせ友達の所行ったんだろ
由香
おい、来るなら行ってくれ
裕貴
わぁ！？出た！
裕貴
お前何なんだ！
いつから居たんだよ！？
いつから居たんだよ！？
由香
由香だ、1時間前から居た
由香
5時までここで待つつもりだった
裕貴
お前もしや…暇人だな
由香
そうだぞ
裕貴
なんで堂々とできるんだよ
由香
なんでと言われても何も間違ってはないだろ
由香
間違えを認めないと前に進めないだろ
裕貴
どういうことだよ
由香
私の生き方を教えてやる
由香
気にする1夜より、転べる毎日
由香
それが私が作った生き方だ
裕貴
どういう事だよ
由香
常にその1日の事を考えるより、嫌な事でも見れる毎日の方が私は良い
由香
その中から幸せを見つけてるのが私だ
由香
だから私は今日待った、時間になるまで待つつもりでいた
裕貴
変な奴
裕貴
お前はとことん変な奴だな
由香
なぁ
裕貴
何だよ
由香
お前の名前何だ？
裕貴
教える気はねぇよ
由香
あっそ
由香
今日も本を読むのか？
裕貴
そうだ
由香
私も隣で読んでいいか？
裕貴
勝手にしろ俺の邪魔しないならな
数時間
由香
これ面白いな
裕貴
そ
裕貴
じゃあ俺は帰る
由香
おい待て
裕貴
何だ？
由香
明日もここに来るか？
裕貴
考えとく
次の日
由香
あ、来たきた
裕貴
本当に暇なんだな
由香
うるさい
裕貴
そんじゃこれ読め
由香
隣で読んじゃ駄目なのか？
裕貴
お前が邪魔なんだよ
由香
は？なんだその口ぶり
由香
まぁ、いい本自体は好きだからな
由香
なぁ所で
裕貴
何だ？
由香
お前の名前
裕貴
またかよ、うるせぇな！
裕貴
教えねぇよ
由香
駄目か
裕貴
教えるもんかこんな強い女になんて
由香
私は強くない、ただの女だ
裕貴
そうなのか
裕貴
所でおま、由香が苦手なものはなんだ？
由香
！！！
裕貴
どうした？
由香
今お前が由香って
裕貴
女の子にお前と言い続けるのは悪いかと思ってな
由香
プッ、プハハハハ
裕貴
あぁぁぁ！こんなこと言うんじゃなかった！
由香
頑固者かと思ったが意外と優しいんだな
裕貴
うるせぇ！これ以上は顔が割れちまいそうだ！
由香
今なら何でも答えてくれそうだな、君の名前はなんだ？
裕貴
うっせぇ！黙ってろ！
由香
わ、悪い
裕貴
ゆ、裕貴
由香
え？
裕貴
裕貴って言う名前だ
由香
ありがとうな裕貴、くん
裕貴
え？おまWWWW
由香
おい！何故笑う！！
裕貴
いやぁ、気が強い由香が、くんってWWWW
裕貴
いやぁ、傑作だ
裕貴
後これでお相子だな
由香
そ、そうだな
裕貴
由香…その、僕と友達になってくれないか？
由香
いいよ、私も、なりたい友達に
裕貴
お互い、友達いないんだな
由香
そうみたいだな
裕貴
これが昔俺と由香が友達になった理由だ
優人
友達になるのクソ早いな
裕貴
うるせぇ！
優人
てか裕貴は余程の事が無い限り自分の事を僕とは言わないんだな
優人
初めて知ったな
愛菜
本当に意外
愛菜
いつも、俺と言ってるからそんな面影なかったのに
裕貴
うるさいこれ以上は何も言うな
優人
お前が稀に由香に似てると感じたのはそれが理由か
裕貴
は？俺が由香の真似するわけないだろ
裕貴
馬鹿だな優人は
優人
なんで俺だけ叩かれた
裕貴
あ、そうだ今度お前らがあった話聞かせてくれよ！
愛菜
いいよ
優人
おい勝手にそんな事
優人
まぁいいや
優人
今度機会あったら教えてやる
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