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私は人とは違う特殊な物をもっている

人の死に方が見えるのだ

だから自分は見えてしまって、嫌な気持ちになる

こんな人生

懲り懲り

〇〇

もうこんなの嫌だ

〇〇

(死んで楽になろう....)

〇〇が飛ぼうとした時

??

なにしてんの?

〇〇

...?

??

あぁ、俺

佐野真一郎

佐野真一郎

佐野真一郎と名乗りながら〇〇を地上へ戻す

〇〇

死なせてよ

佐野真一郎

なんで?

〇〇

なんでって....

佐野真一郎

俺になんでも言ってよ

〇〇

...(まぁ...信じてくれないしいっか..)

〇〇

自分さ、人が死ぬ何時間前かに死に方とかが見えるんだ

〇〇

こう言っても信じてくれないと思うけど笑

佐野真一郎

信じるよ

佐野真一郎

俺は

佐野真一郎

てか名前何?

〇〇

〇〇です

佐野真一郎

いい名前じゃん

佐野真一郎

頑張って生きようぜ

〇〇

.......

なぜか嬉しかった

あれから何度か会う機会が増えた

佐野真一郎

〇〇ー!

〇〇

真一郎さん!

佐野真一郎

ごめん待たせた?

〇〇

全然大丈夫です!

佐野真一郎

じゃあ行こっか

〇〇

はい!

夢のような日々が続いてた

でも夢のような日はそう長くは続かなかった

ある朝

佐野真一郎

ごめん今日は少ししか会えないかも

〇〇

分かりました!いつものところで!

〇〇

真一郎さん!

佐野真一郎

ごめんこんな夜遅くに

〇〇

どうしたんですか、?

佐野真一郎

俺バイクを弟にやろうと思うんだけどさどうやって上げたらいいかなぁ

〇〇

うーんやっぱりジャーンっ!的な感じで?

佐野真一郎

やっぱり?じゃあそうしてくるわ!

〇〇

はい!

佐野真一郎

じゃあね!

そうふりかえった時

自分の目がおかしくなったのかと思った

彼の死んだ姿が浮かんできたのだ

〇〇

待っ、!

声が届かなかった

彼はバイクに乗って帰ってしまい彼の家は教えて貰っていない

〇〇

.......助けないと...

〇〇

でも未来は変えれるの....?

〇〇

違う!未来を変えるんだ!..

自分は色んな人に聞いて回った

走っていたらパトカーが沢山並んでいた

バイク屋があった

〇〇

.....!?...

自分は沢山の人を押しのけて叫んだ

〇〇

佐野真一郎は!?

〇〇

どこにいるんですか!?

店から運ばれてきた人は

自分が見た彼の死だった

〇〇

.....(なにも出来なかった...)

〇〇

(何一つ....)

そこから2人の男の子が出てきた

同い年くらいだった

〇〇

....(アイツら、?)

自分は怒りでしかなかった自分の情けなさと、あの二人がなぜあんな素敵な人を殺したのかを

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