五条
あれ?何やってんの?直哉ぁ

直哉
っ?!♡

五条
…なんか甘い匂いしない?香水?てか顔赤っ!熱?

直哉
さ、触んなや!♡

五条
そういえば前Ωかαか見るとか言ってたよねー、結果どうだった?

直哉
あっ…αにっ…決まっとるやろぉ…?\\\♡

五条
へー!僕もαなんだよねー!

直哉
しっ、知っとるし!パパから聞いとる!

五条
…それよりさ

五条は壁に手をつき、ぐったりと座り込む直哉を覗き込むようにして、その距離をぐいっと詰める。
五条
αの僕から言わせてもらうとさ……今の直哉、全然αの匂いじゃないんだけど?

直哉
っ…!?♡

直哉
(なんや…この匂い、頭おかしなる…っ!)

五条
ねぇ、隠さなくていいよ。この甘ったるい匂い…路地裏の入り口までダダ漏れ。

五条
僕じゃなきゃ、今頃そこら中のαに囲まれて大変なことになってたんじゃない?

五条
直哉、君…本当は『Ω』でしょ?

直哉
…だ、まれ…っ!\\\♡ 俺が、そんな…ッ、欠陥品なわけ…はぁっ、あぅ…っ!♡

五条
あーあ、そんなに震えちゃって。そんな顔で睨んでも怖くないよ。むしろ……

五条が直哉の首筋、一番熱を持っているあたりに、冷たい指先でそっと触れた。
五条
めちゃくちゃ誘ってるようにしか見えないんだけど?

直哉
はっ?!んなわけッないやろ!♡

五条
ふ〜ん?(ニヤッ…

五条
でもさぁ〜、結構匂い強いよね、もしかして期待してる?

直哉
っ!?(ドキッ!

五条
ほら、匂い強くなってるんじゃない?

直哉
(見んといて!♡そんな綺麗な目で見られたら、死んでまう…!!!\\\)

五条
心拍数も上がってる。直哉さ、口では威勢いいこと言ってるけど、身体は正直すぎじゃない?

五条
僕に『どうにかしてほしい』って全身で叫んでるよ

直哉
ちゃうっ! 期待なんか、してへん…っ!♡

直哉の指先は、自分でも気づかないうちに五条の服の袖を弱々しく掴んでいた。
五条
…してへん、ねぇ? じゃあ、なんで僕の服、掴んでんの?

その体温が伝わった瞬間、直哉の背筋にゾクゾクとした電流が走った。
直哉
っ♡ はぁ、はぁっ…離せ…っ、離してっ…!♡\\\

五条
本当にいいの? 放置してあげてもいいけど、今の君、一人で家まで帰れるの?

五条
…それとも、ここで僕に『番』にしてほしかったりする?

五条の指先が、直哉のうなじにある、まだ誰にも噛まれていない「項(うなじ)」を、ゆっくりと、なぞるように這い上がった。
直哉
ひぇッ…!♡(ゾクッ…

五条
怯えなくても大丈夫だよー!(ニコニコッ!

直哉
っ…!笑顔、やめろ…!♡腹立つ、んやッ…!♡\\\

五条
口ではそう言いながら、腰、ガクガクだよ? ほら、ちゃんと僕のこと見てよ。

五条
このまま放っておいたら、直哉、路地裏で泣きじゃくることになっちゃうでしょ?

五条が空いている方の手で直哉の顎をクイと持ち上げ、無理やり視線を合わせる
直哉
は、はぁっ…っ♡

五条
ねぇ、直哉。プライドと快楽、どっちが大事? ……今だけは、素直になってもいいんだよ?

そう囁きながら、五条は直哉の耳たぶを甘噛みするように唇を寄せた。
直哉
ッッッ?!♡ な、なっ…!?♡

直哉の喉の奥から、ついに堪えきれなくなった、 ひどく熱っぽい声が漏れ出した。
直哉
(声良ッッッ!)(ビクビクッ!

直哉
や、やめッ…!♡

五条
やめてほしい〜?

五条
んまっ、別に僕は強引にやる趣味はないんでね!(スッと立ち上がる)

直哉
…はっ…?

五条
別に僕は任務で京都に来てるだけだし、少し直哉の顔が見れて良かったよ!んじゃ!またねー(スタスタ

直哉
…はぁ?!♡
