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ハッピーエンドじゃあないのか!?
やば、アメイギ、グヘヘヘ
最後良かった…のか?と思ったらアメリカの一言でファ!?ってなった(語彙力はアラル海に捨ててきました)
もやしくん
もやしくん
イギリス
もやしくん
カナダ
もやしくん
もやしくん
もやしくん
イギリス
イギリス
カナダ
イギリス
目覚めると、其処は見知らぬ場所だった。
イギリス
カナダ
奥の方から息子のカナダが歩いてきた。
イギリス
まだ寝惚けている頭を回転させ、言葉を絞り出す。
カナダ
何を呑気な事を言っているんだ。意味が分からない。
イギリス
今初めて気付いたが、何処からか何かが煮える音が聞こえる。
カナダ
私はこの辺りに漂う匂いに、胸焼けを起こしそうだった。
イギリス
彼はまるで作業員の様な、分厚い防護衣?を着ていた。
何故?
此処から逃げるべきだ。
恐ろしい。
カナダ
イギリス
カナダ
カナダ
彼はそう警告すると、また奥の部屋へ戻っていった。
私は彼が完全に見えなくなったのを確認してから、出口を探し始めた。
この部屋は窓など一つもなくて、まるで牢屋だ。
そして、暗い。
イギリス
何かに躓いたようだ。
イギリス
私は情けなく、声にならない悲鳴をあげて床にへたりこんだ。
カナダ
奥の部屋からカナダが走って出てきた。
イギリス
其処には血塗れのチェーンソーが無造作に転がっていた。ただ、刃の部分にカバーが掛けられていたから、怪我はしなかったようだ。
カナダ
彼は私の頬にキスをすると、また戻っていった。
…
不味い、早く逃げなければ。
イギリス
私は立ち上がり、また出口を探し始めた。
壁を伝って歩いていると、何か凹凸があるところを発見した。
…ドアだ、ドアだ!やった、これで出れるぞ!
私はドアノブに力を入れて、音が立たないようにゆっくりと回した。
…
…は?
開かない
開かない!!!!!!
当たり前だ、誘拐犯がドアに鍵を掛けてないわけがないよな。
イギリス
私はただ只管に、何かの偶然でドアが開いてくれる事を願って、ドアノブを回し続けた。
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャと、音が響いている。石で作られた部屋に、胸焼けのしそうな匂いの部屋に、響いている。
カナダ
流石に、こんなに音を立てていたら気付くだろうなぁ。
イギリス
私はその場に座り込み、ただただ俯いていた。
カナダ
イギリス
…出してくれるわけ、ないよな。
カナダ
体を彼の方に無理矢理向けさせられて、恐ろしかった。
でも
それも一瞬だ。
イギリス
私より大きくて、力も強い。
彼に、息子に、カナダに勝てないのだ。私は。
思い切り腹部を殴られ、情けなくその場に踞る。
カナダ
彼は足で腹部を滅茶苦茶にする。
イギリス
カナダ
何の事だ…?
イギリス
カナダ
彼は私の腹部から足を離した。
私は彼に抱き抱えられ、ベッド…というか、診察台の様な物に乗せられる。
縄で手首と足首を縛られる。
イギリス
何だか怖くて何も考える気になれない。
カナダ
確かに、フランス王国は首を斬られたけれど、生きていた。
首と体、別になったのに生きていけるなんて、可笑しい。
カナダ
ぐつぐつと、何かが煮える音が近く、近くなる。
カナダ
何の話だ?
カナダ
いや、まさか、そんなわけは。
イギリス
カナダ
彼は私の服を鋏で切り刻み始めた。
私は一先ず上裸にされた。
カナダ
彼はぐつぐつと煮える鍋の中に入った液体を私に掛ける。
イギリス
カナダ
ちょっとどころの話ではない。
背中が焼け焦げる匂いがする。溶けたゴムのような匂いがする。
イギリス
こんな生き地獄を味わうのだったら死んだ方がマシな気がしてきた。
カナダ
また、掛けられる。熱い。
イギリス
昔、イングランドお兄様を怒らせてしまって、鞭で叩かれた後に熱い紅茶を掛けられた事を思い出した。
一度皮膚が溶けて神経が剥き出しになったから、余計に痛い。
イギリス
カナダ
私が、悪い?
また、熱いのを掛けられる。
イギリス
カナダ
コイツはイングランドお兄様にそっくりだ。
いや、イングランドお兄様にそっくりだった大英帝国時代の私にそっくりなのかもしれない。
イギリス
カナダ
カナダ
私達国は回復力が高く、この程度なら翌日には回復するだろう。
イギリス
カナダ
カナダ
カナダは私の自由を奪っていた縄をほどき、替えのYシャツを投げて寄越した。
イギリス
急に電気を付けられ、目の前が一気に暗くなる。
目が光に慣れてくると、部屋の中が見えるようになった。
壁は打ちっぱなしのコンクリートで、でもそれ以外は普通の質素な部屋だった。少し暗いけれど。
カナダ
カナダは椅子を引き、私に座るように促した。
イギリス
まだ少し体は震えていたが、もう普通に喋れている自分に驚いた。
回復力が高いお陰で、背中はさほど痛まなかった。
カナダ
目の前に出されたのは、温かな食事だった。
暫く何も食べていなかった私は、温かな食事を貪った。
何をされるか分からない。食べれる内に食べておいた方が良いだろう。
カナダ
イギリス
何故だろう、彼の料理はいつも食べている筈なのに、初めて来たレストランの食事のように感じた。
カナダ
イギリス
彼は奥の部屋に食事を取りに行った。
電気が付いている内に部屋の間取りを覚えなければ。
…やはり窓は一つも無く、出られそうなのは先程のドアだけだった。
カナダ
もう戻ってきてしまった。私はまた口に食事を詰めた。
食事を終えると、また電気を消される。
カナダ
…どういう事だ?
イギリス
カナダ
これは、絶好のチャンスだ。この機会を逃す訳には行かない。
イギリス
カナダ
先程のドアから、カナダは部屋の外へ行ってしまった。
私は足音が遠退くのを待って、部屋の探索を開始した。
今までずっと張り詰めていたからか、急に眠気が襲ってきた。
でも、寝る訳には行かない。私は自分を奮い立たせ、カナダが入ってはいけないと言っていた奥の部屋に入った。
部屋に入ると、異臭が私の鼻を突いた。
イギリス
血生臭い。
ぶっ倒れそうになるのを抑え、くらくらする頭で冷静になろうとした。
部屋の中央に、大きな机のような物がある。先程乗せられた診察台の様なものの隣だ。
私は近付いて、よくよくそれを見た。
其処にあったのは、大量の歯と血の付いたペンチだった。
イギリス
後退りをしたときに、自分の足に引っ掛かって私は後ろに倒れこんだ。
倒れた時に強く頭を打った。
血の臭いと、頭を打ったお陰で、私は起き上がれなくなった。
私はそのまま、眠りについた。
カナダ
イギリス
私はカナダに起こされた。
…
何故、馬乗りにされているのだ?
カナダ
…質問…?
イギリス
カナダ
イギリス
此処は、奥の部屋じゃない。カナダが此処まで連れてきたのだろう。
つまり、嘘をついたところでバレてしまう、ということか。
イギリス
カナダ
カナダ
何時もよりも、彼の瞳は何倍も小さく見える。そして、獲物を狩る時のようにギラギラとしている。
自分の心が見透かされているようで、怖かった。
イギリス
私は全て正直に答えることにした。
カナダ
カナダ
どんな質問をされるのだろう…と、私は固唾を飲み込んだ。
カナダ
…
イギリス
イギリス
こんなに、子供らしい事を言う子だっただろうか。
カナダ
何故、黙っているんだ…?
カナダ
彼は乾いた笑い方をする。
カナダ
イギリス
カナダ
イギリス
不味い、この状況で何かされたら、何も抵抗が出来ない。
カナダ
愛しているのは本当なのに。何故嘘だと思われたんだ?
イギリス
イギリス
彼は黙って、私を見下ろした。赤い、フランスと同じ瞳で。
カナダ
カナダ
…は?
…
私が言葉を出す前に、私の喉は閉められた。
イギリス
カナダ
恐ろしい。
私が恐れたイングランドお兄様に本当に似ている。
イギリス
カナダ
イギリス
目から涙が溢れる。前が見えなくなって、頬に温かい液体が伝う。
カナダ
喉仏を押さえつけられ、私は気絶しかけた。
…股間に、温かい液が、掛けられる。
カナダ
嫌だ、信じたくない。
段々と、股間の辺りが冷えていく。
辺りには尿の酷い匂いが漂う。
イギリス
もう、どうにでもなれば良い。
カナダ
カナダ
彼は私のズボンを下ろして、性器を露出させた。
カナダ
もう、返事をする気力すら湧いてこない。
拷問よりも遥かに屈辱的で、恥ずかしい。
彼は舌で私の性器を舐めた。
イギリス
こんなときでも興奮してしまう私が恥ずかしい。
いやらしい水音がやけに広い部屋に響く。
イギリス
強く、強く目を瞑る。早く終わってくれと願いながら。
カナダ
彼は尿と先走りと唾液でぐしょぐしょになった性器の先端を、指で掻き回した。
イギリス
カナダ
数日前に、カナダと性行為をしたときの事を思い出した。
嫌だって言っても止めてもらえなくて、結局気絶したんだったか…
今回はそんなことにならないと良いが…
カナダ
彼は私を抱き上げて、歩きだした。
奥の部屋とは真反対に。
カナダ
彼は私をシーツに押し付け、深いキスをした。
イギリス
舌と舌が絡み合い、彼の唾液が口内に流れ込んでくる。
やっと息が吸えると思ったら、また口を塞がれる。なんて事を数分間繰り返した。
イギリス
腰が自然に揺れてしまう。本能的に、体がカナダのモノを求めている。
カナダ
私は先程流し込まれた唾液を飲み込む。
イギリス
恥ずかし過ぎる。最悪だ。
その時、カナダのスマホが鳴った。
アメリカ
通話
00:00
カナダ
アメリカ
カナダ
アメリカ
カナダ
アメリカ
アメリカ
アメリカ
カナダ
カナダは電話を切ると、私を睨んだ。
カナダ
カナダ
イギリス
彼はドアノブに手を掛けると、振り返って念押ししてきた。
カナダ
イギリス
彼は舌打ちをしながら部屋を出た。
遠くからは鍵を開ける音、ドアを開け、階段を上る音…
私はカナダのスマホに手を伸ばした。
暗証番号は知っている。
私の誕生日だ。
イギリス
…彼は何処まで私の行動を把握しているんだ?
イギリス
パスワードを変えられた。
これ以上弄ってスマホがロックされたら、確実にバレる。
此処に何か手がかりが詰まっている筈なのに、私はそれを目の前で見せつけられるだけだ。
それを分かっていて彼は此処に置いていったのかもしれない。
イギリス
私は惨めに踞った。
もう、従順にしていれば、いつか楽になれるかも知れない。
イギリス
あぁ、このまま眠りに落ちて、目覚めたら死んでれば良いのに。
イギリス
もう、此処で一生カナダと添い遂げるのが一番幸せかも知れない。
イギリス
もう既に少し勃起した性器を撫でた。
イギリス
眠れない。
私が悪いとは、どういう意味だろうか。
昔の植民地支配の事、だろうか。
確かに、あの時は育児に疲れ、正確な判断の出来ない私をお兄様が洗脳した。それが、息子に未だに冷たくされる理由だ。
鞭を振るうのが愛だと、本気で思い込んでいた。
今思えば、本当に馬鹿な事をした。
自分は鞭を振るわれるのが恐ろしかったクセに、息子に鞭を振るうなんて。
イギリス
喉から呻き声を出し、布団にくるまった。
もう、絶望しかない。
カナダ
カナダは、布団にくるまった私に覆い被さる様に抱きついた。
肩を押され、私は布団の中でうつ伏せになった。
既に勃起しているカナダの性器が当たる。
こんな状況でも興奮してしまうのが本当に恥ずかしい。
もう、此処から出られないのだからどうでも良いかも知れない。
イギリス
もう、どうでもいい。
欲望に従おう。
カナダ
彼は嬉しそうに目を細めてニタリと笑った。
カナダ
私はまた彼に押されて、仰向けになる。
イギリス
カナダ
彼はまた私に、ゆっくりと深いキスをした。
彼の吐息が温かくて、互いの長い睫毛が当たる。
彼の唾液が、彼の舌を伝って流れてくる。
酸欠になり、頭がぼーっとしていく。
唾液が口の横から流れていく。
私は快感と惨めさと羞恥から、涙が止まらなかった。
彼はやっと口を離した。
イギリス
カナダ
私は彼に言われるがままに足を開いた。
カナダ
彼の指は、一気に奥まで入ってくる。
イギリス
部屋にいやらしい水音が響く。
イギリス
彼の指が中でゆっくりと動く。
イギリス
彼は中を擦るように動く。
イギリス
カナダ
彼が言い終えると同時に、彼の指は私の前立腺を刺激した。
イギリス
彼はニタニタ笑っている。
そう言えば、日帝さんも同じような赤い目だった事を思い出した。
カナダ
イギリス
彼は優しく前立腺をつつきながら、私に聞いた。
カナダ
…偶然、だよな?
イギリス
私は息を整えながら答えた。
イギリス
私は彼が抱き着いて来るのを手を広げて待っていた。
でも、彼は抱き着いて来なかった。
カナダ
イギリス
彼は私の前立腺を強く、強く刺激した。
イギリス
カナダ
刺激が、強すぎる。頭がぼーっとする。
カナダ
イギリス
彼の顔つきは、アメリカから電話が掛かってきた時よりも怒りに溢れていた。
カナダ
カナダ
何故分かるのか、不思議で堪らなかった。
彼は押し込む様に私の前立腺を刺激した。
イギリス
袖で口を押さえる。下品な声を出したくないから。
でも、カナダは其れが楚々るらしい。
カナダ
カナダ
中を速く擦られ、絶頂に達しそうになる。
イギリス
カナダ
私は情けなく、淫らに腰をくねらせ、達した。
イギリス
彼は私の中から指を抜くと、性器に手を伸ばした。
カナダ
イギリス
私が言い終わる前に、彼は奥まで挿れてきた。
彼は此処に来てから何故か私の話を聞いてくれなくなった。
イギリス
今なら、答えてくれるかも知れない。
イギリス
カナダ
彼は子供をあやすような感じで返事をした。
イギリス
彼は少しの間、驚いた様な顔をすると、悲しそうな顔をした。
カナダ
やはり、昔の植民地支配の事だろうか。
カナダ
カナダ
…何の話だ?話題をずらそうとしているのか?
カナダ
カナダ
カナダ
カナダ
…そう言うことだったのか。
イギリス
カナダ
カナダ
イギリス
彼は嬉しそうににっこりと笑うと、奥を突いてきた。
イギリス
彼は私に顔を近づけてきた。
カナダ
私は彼を抱き締めた。
イギリス
私たちは深い、深いキスをした。
長い間、舌を絡ませあって、お互いに愛の言葉を囁いた。
イギリス
カナダ
私はカナダを抱き締めながら、また絶頂した。
イギリス
カナダ
カナダ
イギリス
イギリス
彼はにたりと笑うと、私の奥を速く突く。
カナダ
私は頷いた。上手く声が出せなかったから。
イギリス
カナダ
カナダ
彼の精液がナカに絡み付く。
イギリス
イギリス
私は精液を出さずに絶頂に達した。
その後も私達は何度も何度も絶頂に達した。
彼のスマホのアラームが鳴るまで、私達は繋がっていた。
…
あれから、どのくらい経ったのだろう。
数週間は、経っただろうか…
アメリカは、私が居ない事を気に掛けていた。
でも、
きっともう私は此処から出られない。
カナダとご飯を食べて、本を読んで、お風呂に入って、
寝る前に、求められれば性行為に応じた。
きっと、この生活が一番幸せなんです。きっと。
辛い仕事から逃げて、息子とずっと一緒に居るだけ。
私って、幸せ者ですね。
カナダ
イギリス
イギリス
彼は自分から聞いたくせに、興味無さそうに「ふーん」と答えた。
…今日は、何だか上が騒がしいです。
アメリカが飲み会でも開いているのでしょうか?
カナダ
カナダ
彼は悪気もなく聞いた。
イギリス
カナダ
彼はまだうっすらと湯気の立つコーヒーを啜った。
その時だった。
FBI
急に大きな物音がしたと思ったら、其処にはFBIさんとアメリカが居た。
アメリカ
イギリス
アメリカに肩を抱き寄せられる。
カナダ
FBIさんに押さえ付けられたカナダの怒号が聞こえる。
FBI
カナダ
この時、初めてカナダに恐怖を覚えた。
イギリス
イギリス
私がそう言うと、アメリカは私を哀れむような目で見詰めた。
アメリカ
イギリス
アメリカ
カナダはずっと、何かを訴えていた。
でも、私は其れを聞けなかった。
怖かった。
FBI
アメリカ
カナダは催眠ガスを吸って、死んだ様に眠っていた。
イギリス
私はその場にへたりこんだ。
アメリカ
アメリカは私に顔を近づけてきた。
アメリカ