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コガネ
ハルト
コガネ
明らかに只事じゃないと 察したのか、ハルトは急に黙った。
ハルト
コガネ
ハルト
ハルト
コガネ
ハルト
ハルト
コガネ
ハルト
スマホを握っている力が強くなった。
壊れそうな勢いだと 自分でも分かっていた。
コガネ
ハルト
ハルト
コガネ
数十年前。
ハルト
ハルト
ハルト
コガネ
病院だから静かに、というのを 自分は飲み込んだ。
爪が明らかに、手に食い込んで 血が流れている。
コガネ
ハルト
ハルト
涙を流したまま、 その場に蹲ってしまった。
爺さんは横で腕を組んだまま座って 顔を上げようともしない。
でも分かっている。
ハルトも爺さんも、 その腹の中の子と母親が 無事であることを、
誰よりも祈っていた。
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
そう言って爺さんは どこかへ歩いて行ってしまった。
廊下の真ん中で蹲るハルトと 同じ体制になり、つむじを見つめた。
コガネ
ハルト
ハルト
コガネ
ハルト
コガネ
コガネ
コガネ
ハルト
抱きついてきたハルトに、 コガネは不器用に頭を撫でる。
コガネ
コガネ
コガネ
コガネ
ハルト
ハルト
コガネ
そう言った爺さんの顔は、 いつも以上に険しかった。
泣き叫んでいるハルトを見て、 爺さんはそう言った。
悲しみも苦しみも喪失感も、 一斉に現実的になったものが 押し寄せてきたのだろう。
コガネ
コガネ
狂った脳みそだなとは思った。
私も、爺さんも。
これはおそらく、
“人生の一部じゃ無いから殺す必要はない” と言っているのだ。
私も、
コガネ
程度にしか思って無かった。
……狂った思考だった。
その日、
俺は脳みその中が 空っぽになった気分だった。
アメ
確か、爺やには娘が1人と息子が1人いた。
俺はその息子側の子供だ。
アメ
「そっちにボール行ったぞー!」 という声も耳にすら通らず、
額にボールが当たる音だけが響いた。
アメ
ただ一つだけ分かるのは、
“俺が幸運で生きただけ”ってこと。
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
アメ
コガネ
コガネ
コガネ
数々の銃やナイフが、コガネさんの腰へ巻きつけられてゆく。
この人、本気だ。
コガネ
コガネ
アメ
アメ
アメ
コガネ
コガネ
コメント
2件
アメがどんどん成長してって段々コガネ色に染まってってるのがかわいい🌝