相澤消太
今日は遅刻しないだろ。
夜空
いや、そうですけど、、
相澤消太
なんだ予定でもあったのか?
夜空
その、今日マイク先生に...
名前を出した途端に、眉間にシワが寄っている
夜空
あの、質問だけですって。
相澤消太
あぁ、そうか。俺も同席する
夜空
...な、なんで、、
相澤消太
マイクに落ちないように、見といてやる
夜空
...なんでですか、、
本当に襲うとでも思っているのだろうか。
相澤消太
そういえば、学校生活には慣れたか
夜空
あ、はい。
夜空
クラスメイトとも、まあまあ仲良いですし
夜空
困ったことは、ないで――
夜空
っあ!お弁当!!
相澤消太
...はぁー、おい手出せ。
夜空
はい?
ちゃりんっ、と音が鳴って
手には数十グラムの重さがかかる
夜空
お金...どうして、?
相澤消太
購買で、買ってこい。
相澤消太
その金は...今月のお小遣いでいい。
夜空
わっ、あ、ありがとうございますっ!
これで、放課後まで乗り切れそうだ。
マイク
あ、夜空チャーン!
夜空
あっ、マイク先生っ
マイク
相変わらず、SP着いてんなぁ。
相澤消太
SPじゃねぇ、目イカれてんのか
マイク
それはねぇだろ。
マイク
んで、昨日よくも仕事を押し付けてくれたな
相澤消太
さぁ、なんの事だったか
マイク
とぼけることも、大概にしとけよ?
マイク
今すぐにでも、夜空チャン奪えるぜ?
相澤消太
はっ、知るか。
マイク
なら、もういいよな?
夜空
...へ?
ぎゅっ、
強い力で手首を掴まれて――
マイク
もらったぜ、夜空チャン
相澤消太
聞いてねぇぞ、おいっ!
夜空
な、なんでっ!?
また鬼ごっこが始まりました