黄
桃、くん…
誰かの声が聞こえ、 慌てて涙を拭いたが、 桃くんだった事に安心する。
桃
…、
なにも言わずに、頭を撫でてくれる。
なんだか少し安心する。
でも、やっぱり 僕の大好きな彼とは違う。
黄
…ありがと、
桃
なんでも聞くぜ、
そこへ次々と人がやってくる。
桃くんは、僕から手を離して 僕の正面の椅子に座った。
そこが桃くんの定位置だから。
今日はいつもの会議ではなく、 ライブのリハ前の話し合いに使う 席だからどこでもいいかもしれない。
でも、定位置なら、 桃くんの隣は赤で、 僕の隣は青ちゃんだ。
そして、右と左のお誕生日席に それぞれ紫くんと橙くんが座る。
最初に来たのは、 先程の2人だった。
2人とも定位置に座った。
別に交際については 公表しているわけでもなく、 僕と桃くんだけが知っている。
赤
おはよー
黄
おはよ、!
桃
はよーっ、
青
おはよっ、
先程のことがなかったかのように いつも通り挨拶をする僕たち。
なんだかこの空間がぎこちない。
青
黄くん、おはよ!
黄
おはよー、ございますっ、
彼も、今までとなにも変わらない。
なんだ、こんなに 気にしてるのは僕だけ?
もう、本当に、
この気持ちはどうしたらいいんだろう。






