どんなに暗い夜だって

あれから数日後。

私も無事5点分のプレートを ゲットし、合格した。

あの日から2日後には ゴンとキルアと合流した。

そして次はいよいよ最終試験。

またまた飛行船で 移動するみたいだ。

最終試験はトーナメント制の バトルロイヤルらしい。

私の一回戦目の相手は73番の アクアだ。

審判の合図で攻撃が来る… と思いきや、アクアは 一向に動く気配が無かった。

私が尋ねると、 アクアは泣き笑いのような顔をして 言った。

“やっと、 この時が来た…!!“

私は最初その言葉を聞いた時、 「ここまで進めて感極まってるんだな…」と思ったけれど、 その考えは浅かった。

他の受験者が自分の名前を 知っているのは当たり前なのに、 急に名前を呼ばれて、 なんだかとてもびっくりした。

するとアクアは目を丸くして、 質問で返してきた。

すると何故かノヴァが返事をする。

そしてノヴァが指を鳴らすと、 アクア、ノヴァ、アダムスの 姿がたちまち変わっていく。

そこに居たのは あの頃とあまり変わらない 兄と弟だった。

私が突っ込むと、 3人は抱きしめてくれた。

結局その後、 お兄ちゃんの「参りました」で 私の不戦勝となった。

お兄ちゃん、ネオ、ノア、私、 クラピカ、ゴン、レオリオは 無事、試験を合格し ハンター資格をゲットした。

けれどキルアは…

ギタラクルの正体は キルアの実の兄で、 イルミ=ゾルディック というらしい。

このイルミが厄介で、 何やらキルアを “操作“しているようだった。

結局、敵わないと思ったのか キルアは自ら負けを選んだ。

そして事が起きたのは レオリオの第一試合の時。

キルアが突然飛び出して、 相手を自分の指を刺して、 殺してしまったのだ。

この試験では殺しは 禁止されていたので、 キルアは脱落となってしまった。

それから彼は すぐに帰宅してしまったらしく、 これから連れ戻すところだ。