コメント
4件
う"わぁ...好きです。(唐突な告白))え、gtかわよ。は?可愛すぎ(褒めてる)
うわぁー......好き.....書き方うま過ぎませんか???めっちゃ読みやすい
実在する人物の名前を借りた二次創作です。
同性愛を含みます。苦手な方はこの先へは進まないことをお勧めします。
同性愛。
それは基本的に世間では認められていない。
俺は別に否定はしないがそれと同時に肯定もしない人間だ。
己がそうであっても意見を変えるつもりはない。
最近らっだぁとの付き合い方について考えることが多くなった。
別にあいつが嫌いになったとかではなく、合わないと思ったこともない。
訳を話すとすればその反対。完全に俺の問題だ。
俺、ぐちつぼはらっだぁのことを良くない方の意味で好いているらしい。
初めは俺もそんな訳はないと自分に言い聞かせていた。
しかし日が経ち、らっだぁと遊ぶ回数が増えていくにつれて 確信に変わってしまった。
ぐちつぼ
正直未だに疑っている節はある。
もしかしたら友人としての好きを俺が勝手に勘違いしているのではないか。
だが、他の奴らと絡む時とは明らかに違う跳ね方をする心臓が この可能性を否定した。
もしかしたら俺は何か病気を患っていて、 偶然らっだぁと遊ぶ時だけ症状が出ているんじゃないか。
これもそんな偶然が何度も起こるはずはないと理屈が反対する。
出来れば気付かれる前に関係を切りたい。
しかし突然ブロックする訳にはいかない。何か良い言い訳はないか。
出来るだけ彼を傷つけないような、それでいてしっかり関係を切れるもの…。
延々とそんな思考を繰り返している中、突然スマホから通知音が鳴る。
画面を見ればらっだぁからのメールであることがわかった。
俺は嬉しそうに跳ねる心臓に気づかないフリをしながらスマホを手に取った。
らっだぁ
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
ぐちつぼ
スマホの電源を切りベッドへと思い切り投げる。
ぐちつぼ
いつ切ろうかと考えている中、 彼からの誘いを嬉々として受けた過去の俺に殺意が沸く。
これで最後にしよう。そうだそうしよう。
ブロックの言い訳は適当にお前と遊ぶの飽きたとでも言っておけばいい。
どうせ付き合いも無くなるんだ。クズだとでも思わせておけば関わってくることもないだろ。
ぐちつぼ
少し苦しくなる胸に俺は目を伏せた。
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
ぐちつぼ
こんなくだらない話を繰り返していつの間にか時計の針は0時を回る。
通話越しにも時々らっだぁのあくびが聞こえてきた。
これが最後になるのか…。
一度考えてしまえばもう頭から抜けなかった。
胸が締め付けられるように苦しくなり、終いには涙もとめどなく溢れてくる。
最後…?
そうだ、これが最後なんだ。 どうせその後も会うことも遊ぶことも無くなるんだ。
それなら別に言ったって気不味いとかそう言うのはないはずだ。
あくまで思いを伝えるだけ。恋人になりたいとかそんなんじゃなくて。
ぐちつぼ
視点:🧣
らっだぁ
らっだぁ
今までずっと喋っていたのにぐちつぼが急に黙った。
呼びかけてみるが返事は来ない。
寝たのかな?
ぐちつぼ
聞こえなかったぐちつぼの声が突然耳に入ってくる。
なんで無視したのとか色々聞きたいことはあったが、 声が先ほどと比べて明らかに弱々しいため
何かあったのかと一旦静かに耳を傾ける。
らっだぁ
少し間を置いてまたぐちつぼの声が乗る。
ぐちつぼ
ぐちつぼ
らっだぁ
視点:🌵
らっだぁ
ぐちつぼ
感情を感じないらっだぁの声を聞いて更に胸が締め付けられる。
ぐちつぼ
居ても立っても居られなくなり俺は通話を切る。
そのままの流れで連絡先を消し、LINEもブロックする。
終わったんだ。これで。
らっだぁ傷付くかな…。
これからどうしようかな。
らっだぁ俺のこと忘れてくれたらいいな。
他の奴らとも絡めなくなるなぁ。
らっだぁ…。
ぐちつぼ
喪失感、空虚感に駆られながら俺は目を閉じた。
時計の短針が3を指した頃聞き覚えのある音に目を覚ます。
その音の主はインターホンだろう。
こんな時間に…?
恐る恐る扉を開けばそこには今1番会いたくなかった人物が立っていた。
ぐちつぼ
らっだぁ
らっだぁは俺の了解も得ずに慣れたようにリビングへと歩いていく。
らっだぁ
リビングから顔を出した彼は俺に手招きをする。
それに従いリビングへ入れば、 我が物顔でこちらに腰をお掛けくださいと言わんばかりに
テーブルを挟んだ己の向かいの椅子を指をさした。
こんな空気感で彼の指示に背けるはずもなく、俺は椅子に座る。
彼を目の前にしたからなのかはわからないが止まっていた涙がまた出てくる。
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
ぐちつぼ
俺が頷けばらっだぁは少し顔を顰め黙り込む。
やっぱ言わずに切った方が良かったな……。
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁなら…こんな俺を認めてくれるかもしれない。
ぐちつぼ
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
ぐちつぼ
思っても見なかった言葉に俺は目を皿にした。
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
ぐちつぼ
らっだぁ
らっだぁ
ぐちつぼ
ただでさえ止まらない涙が更に量を増やし、俺から溢れていく。
あれからどれくらい経ったのだろうか… 少なくとも15分は経った気がする。
らっだぁ
ぐちつぼ
ぐちつぼ
らっだぁは泣きすぎてしゃくり始めた俺を抱きしめて背中を撫でた。
あぁ…。
俺、めっちゃ幸せだ。