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〜日曜日〜

'学校に近い公園に10時集合'

そのLINEの画面を見て時計を見る

今は9時50分

きっと時間ギリギリで来るんだろう。

そう思い込んでたから、公園が見えたと同時に星野が見えて

びっくりした。けど、、

星野優

遅いよ。

その言葉にムカついた。

長尾謙杜

俺が遅いんじゃなくて、星野が早すぎるんだよ

星野優

まぁ、そうだね。よし、では行きますか

長尾謙杜

うん、、でもどこに行くの?何も聞いてないけど

星野優

あ〜適当にショッピングモールとか?

長尾謙杜

まぁ、いい…

星野優

いや、私あそこ嫌い

長尾謙杜

じ、じゃあどこに?

星野優

んー、、カフェに行って終わりにしよう

長尾謙杜

わ、わかった

カフェで終わりか、、

と、悲しんでいる自分がいた

長尾謙杜

こういう所にいつも来てるんだ

星野優

まぁ、ファミレスとか嫌いだし

長尾謙杜

ファミレス嫌いな人初めて見た

星野優

以外といると思う

星野優

長尾くんはあまり人と関わってないから分かんないだけだよ

長尾謙杜

ムッ、失礼な

星野優

すみません。失礼と感じないもんで

酷いことを言われ、言いながらも

終わりの見えない会話をしていると

いつのまにか針が4時の所にいた

星野優

もうそろ帰るか

長尾謙杜

あぁ、そうだね

「帰りたくない」「ぬくいな」

と、思いながらも

星野の横に並んだ

星野優

送ってもらわなくてもいいのに

長尾謙杜

いや、送る

肌寒くなり、4時近くでもう太陽が沈みそうな薄暗い中、

一人で帰らすわけには行かなかった

……まぁ、

少し前の自分なら

一人で帰らせてたかもだけど

星野優

お、おぉぉー!長尾くん、優しい…!

長尾謙杜

まぁ、誘拐されそうでも無視するけど

星野優

やっぱり酷いね

星野優

あ、ここまででいいよ。んじゃね

長尾謙杜

ん、また明日

かっこよく決めたと思ったのに

星野優

あ、そうそう。これ

長尾謙杜

ん?

「手、出して」

そう言われ、手を出すと

手のひらにハイチュウが置かれた

…しかも、季節限定の

長尾謙杜

え、これ…

星野優

季節限定なら長尾くんもハイチュウが美味さが分かると思って

長尾謙杜

なわけ

星野優

ま、とりあえず食べて

俺はハイチュウを口に入れた

すると、

ハイチュウ?と疑ってしまうぐらい

果汁ギューってして

食感グ〜ってした

長尾謙杜

……え?ハイチュウ?

星野優

え、味は?どうだった?

長尾謙杜

果汁ギューってして

長尾謙杜

食感グ〜ってした

星野優

やった!!長尾くんにもこの味がわかった!!

星野は花が咲くような笑顔を俺に向けた

…やめろ、その笑顔は俺に効く

星野優

嬉しい!私の好きな物、好きな人がわかってくれて!!

長尾謙杜

わ、分かったから。一旦落ち着け

星野優

え、あ、うん、、よし。じゃあ

長尾謙杜

うん、また明日

夕日のお陰で赤い顔は隠せたかな

「私の好きな人」

その言葉に顔を赤くしてから気づいた

俺は星野に恋してる。

心拍数が高いのも、顔を赤くするのも、考え方が変わったのも

全部、全部、

恋と言う花が、咲いたからだ。

ハイチュウと、、一緒に、

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フォロワー300人おめでとうございます🥳🥳🥳🥳💯💯💯 今回の作品も天最高でした。。!

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