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朝。 カーテンから漏れる光の強さで、 いつもより遅く目覚めたことを知る。
18号
18号
18号
最悪の目覚めにうんざりしながら、 私は熱でぼーっとする頭に ある人物を思い描いていた。
18号
思わず口にしてしまったのは、 今1番会いたい人の名前。
東京に引っ越してきたから 会おうと思えばいつでも会えるのだが お互い忙しいのと 私が素直になれないせいでなかなか会う機会がない。
18号
18号
徐々に体温が上がってきていることを感じながら 私はスマホを手に取る。
熱のせいか…。 いつもなら「会いたい」と打っても消してしまう文字を そのまま送信してしまいそうになった。
18号
18号
弱った体に心も釣られたのだろうか。 「会いたい」という文字を消した私は、 その指で通話マークを押してしまった……。