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まちこ

ふんふんふ〜ん♪

まちこ

サムネはこれでオーケー…っと

まちこ

後は配信するだけかな?

自宅のPC部屋にて配信の準備をしていた私は、 スマホを手に取り 配信開始時間をお知らせするためにXを開いた。

まちこ

えーと、30分後くらいでいいかな?

まちこ

URLも貼って……と。

ポストを作成しミスがないかを確認した私は、 送信ボタンを押そうとした。

……が、そのタイミングで スマホが軽やかな音楽を奏でる。

まちこ

ん?じゅうはちから電話だ。

じゅうはちからの連絡は ほぼ仕事関係のやり取りだけ。

だから今回もそうだろうと思いつつ じゅうはちの声が聞けると喜ぶ私は 迷わず通話に応じる。

まちこ

もしもし〜

まちこ

どしたの、じゅうはち。

18号

……。

まちこ

……?じゅうはち?

まちこ

どしたのー?

18号

あ、まちこ……?

まちこ

うん、まちこだよ〜
どしたの〜?

18号

いや…特に用はないんだけど…。

18号

何してるのかなって……。

まちこ

え!?
じゅうはちが私のこと気にしてくれたのっ!?
……感激だよっ!!

18号

……大袈裟じゃない?

まちこ

そんなことない!!
めちゃくちゃ嬉しい!!

まちこ

この後配信するつもりだから
ちゃんとリスナーさんに自慢しとくね!

18号

あ……配信あるんだ……。

まちこ

うん!
今ちょうどお知らせしようとしてたとこ〜

18号

そっか……。

まちこ

……?

まちこ

じゅうはち、どした?
なんか元気ない?

18号

……!!

18号

んーん、そんなことないよ。
配信頑張ってね。

まちこ

……。

まちこ

うん!
ありがと〜!

18号

それじゃ、切るね。
ファイト〜!

じゅうはちの優しい声の後に ピロンと通話が切れた。

LINEを閉じ、 再度Xを開いた私は 送信ボタンを押すだけの下書きを見つめる。

まちこ

……。

そして少し迷った後、 私はそっとスマホを閉じた。

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