先に言っておきます。 この小説、長くなります💦 ─────────────────
藍
あ゙ぁ゙っ!!
水
やーい!Ifくん1番最後!
赫
ほとけっち、そういうこと言ってるとまろに殺されるよ?
MOB
笑
藍
…💢
じゃんけんの結果、 俺が1番最後になるなんて今日運無さすぎるやろ… ───────────────── ~順番~ 澪⇒水⇒赫⇒俺(藍) ─────────────────
藍
もうやろや…
赫
そうだね…
水
じゃあまず、澪ちゃんからね…!
MOB
あ、はい…!
賽子を振る。 出た目は…2。
MOB
2ですね…2は…
MOB
大切な人…?
藍
言えばいいのか?
水
多分そうでしょ…?
あ、失礼しました。言い忘れていた事がありましたね。 最下位の方は死んでもらいますので。
MOB
え…?
藍
(やっぱり。)
”ただのゲーム”じゃない。 全部とち狂ってる。
赫
ほんと終わってるッ…
MOB
と、取り敢えず大切な人…
藍
あぁ…そうやな…
MOB
私の大切な人は…
MOB
た、大切な人ッ……?
なんでこの子涙目なんだ…?
藍
ん…?
あれ?待て、 確かこの子第1ゲーム終わった後泣いてた子か…?
確認したい方は1-8へお戻りください。
藍
名前言わんくてもなんとなくでも良いからな…?
MOB
あ、ありがとうございますッ…ゔぅッ…
MOB
実は親友が死んでしまってッ…
赫
そう、だったんだ…
MOB
1番大切な人でしたッ…
MOB
うぅッ…なんでッ…?
水
大丈夫…?
水
あ、ごめん、大丈夫じゃないよね…
藍
無理せんといてな…?
一見何もないように見えるマスでも、こんなに人の心を深く傷つけるように作られてるのかよ…
藍
じゃあもう次行く?
MOB
はいッ…
水
じゃあ僕ね…!
賽子が転がる音が止まり、 水の表情は笑顔になった。
水
やった…!6!!
赫
6はなんだろ…?
水
なんかこう…人の心弄んでる気がするんだけど?
赫
うん。りうらも思った。
MOB
これ遊んでますよね…
赫
ただ、やらなきゃいけないからね…
藍
じゃあよろしく。
水
うーん…
水
まぁ…そうだね…
重たい口を開く。 それと同時に空気も重くなり、 張り詰めていく。
水
やっぱり…活動者っていう立場だと誹謗中傷は辛い
水
あと…ちゃんと自分かメンバーと居ていいような対等な立場なのかとかも気にしちゃうと辛いかな
水
まぁ…考えても仕方ないんだけどね…
この空間にはまるで言葉が存在しないかのように、時は、無音のまま静かに進んでいく。
赫
そ、そっか…
藍
…
いつも明るく振舞っているから、 なんかこういう悩みはあまり無いだろうと、勝手に想像してたけど全然そんなことないんだな…
MOB
じゃあ次行きます…?
水
よし!行こいこ!!!
藍
(さっきのテンションどこ行った…)
赫
(大丈夫かな…)
赫
って次りうら…!?
赫
じゃあ行くよ…!
賽子を振る音がまた、部屋に響く。
赫
2…?
水
また2じゃん!
(大切な人は誰?です。)
赫
え〜、大切な人…?
赫
りうらの大切な人か…
『 あ、────くんかな…!』