朝陽理夏
まだかなー?
藤崎朱里
でもそろそろ下校時刻だよね
朝陽理夏
……………
朝陽理夏
あ、あの子だよ!!!
横田佳奈
…………
朝陽理夏
行こう!!!
藤崎朱里
分かった
横田佳奈
………
藤崎朱里
あのさ理夏……
藤崎朱里
ここら辺って家ないよね
朝陽理夏
うん
朝陽理夏
それにチラチラ後ろ見てきてるし……
朝陽理夏
横田さんは家に帰るわけではなさそうだね
藤崎朱里
じゃあ尾行続ける意味ある?
朝陽理夏
でも届けなきゃいけないでしょ
藤崎朱里
まあ……確かに……
横田佳奈
………
藤崎朱里
ここって使われてない駐車場……
朝陽理夏
いったい何があるんだろうね
横田佳奈
ねえいるんだったら出てきてよ!!!
藤崎朱里
!!!!!!!!!!!!!!
藤崎朱里
バレた!?
朝陽理夏
いや僕たちがいる逆の方向に呼びかけてるから
朝陽理夏
誰かと待ち合わせでもしてるんじゃない?
藤崎朱里
…そ、そっか
横田佳奈
…………!!
男2人が出てくる
横田佳奈
来た……
???
………
???
………
横田佳奈
命令されたことはやったんだから………
横田佳奈
もう良いでしょ!?
???
何か勘違いをしていますね……
???
もとからあなたはただ利用されてただけなんですよ
横田佳奈
っそんな……
???
でも本当に感謝してますよ
???
さようなら
男は銃を出して横田さんに向けて撃った
藤崎朱里
…………!?
横田さんは倒れて二度と動くことはなかった
藤崎朱里
(あ、あの人達は何者なの…?)
???
なんで俺にも喋らせないんだよ
???
だって口悪いじゃないですか
???
しかもあなたが銃使うと処理が大変なんです
男達はまるでなにもなかったかのように話し始めた
藤崎朱里
ど、どうする理夏
朝陽理夏
ここは僕たちじゃどうにもできない
朝陽理夏
一旦部室に帰って……
???
そこにいますよね怪盗部
藤崎朱里
……!!!!
朝陽理夏
…!!!!!!!
???
大丈夫です
???
いるって知ってましたから
朝陽理夏
まさか……
理夏はキーホルダーを踏んで壊した
藤崎朱里
なにやってるの!?
朝陽理夏
多分これに発信器でも付けたんだ
???
あっ気づきましたね
朝陽理夏
朱里ここは潔くあいつらのところに行こう
藤崎朱里
うん……
私達は男達の前に出た
???
…………見ない顔ですね
???
1年生ですか……
???
はあ💢こいつら1年なのかよ
???
まあまあ落ち着いてください
朝陽理夏
それよりお前ら誰?
???
ああ!!1年生だから知りませんよね
ツバキ
私はツバキと申します
ツバキ
で、こちらはクロノ
ツバキ
あなた方の名前はなんでしょう?
朝陽理夏
僕は朝陽理夏
藤崎朱里
藤崎朱里……
ツバキ
よろしくお願いしますね
朝陽理夏
それよりこれは何はなんなの?
ツバキ
全ては怪盗部を呼び出すためです
ツバキ
とりあえず……部長に会いたいんですけど……
ツバキ
いませんか?
朝陽理夏
知らないね
朝陽理夏
そんなこと知ってどうするつもり?
ツバキ
あなた達に説明してる時間などありません
ツバキ
部長は誰なのか教えてください
朝陽理夏
そんなの知ってたって教えるわけないだろう
ツバキ
二度は言いません
ツバキ
部長は誰ですか?
ツバキは理夏の頭に銃を突きつける
藤崎朱里
(どうしよう……)
私は固まっていることしかできない
藤崎朱里
(私にも力があれば……)
その時、脳内から声が聞こえた
力ならあるじゃないか
私がお前の代わりにあいつらを倒してやる
藤崎朱里
……!?
藤崎朱里
なんであんたが…!?
動揺したせいで私は転んでしまった
朝陽理夏
朱里…!?
最悪だ……眼鏡が……
ツバキ
あなたに誰かを心配する暇なんてありませんよ
朝陽理夏
……
朝陽理夏
ここで終わりか……
ツバキ
残念です
ツバキが撃とうとした……その時
ツバキの手にナイフが刺さった
ツバキ
は!?……なんで
藤崎朱里?
ふー!!!久しぶりの外だー!!!
藤崎朱里?
あ!!ごめんごめん
藤崎朱里?
私が愛用してるナイフが刺さっちゃった!!!!
朝陽理夏
朱里……どうしたの!?
藤崎朱里?
私は朱里じゃねえ
藤崎朱里?
まあ私が誰かは想像に任せるよ
藤崎朱里?
じゃあ早速戦おう!!!
クロノ
なんだかおもしろくなってきたな
ツバキ
ふふ♪そうですね