コメント
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おーーーい!生きてたんかい! 心配して損したわ! あと最後の「またね」をセリフとしていうんじゃなくて地の文?だっけ?にした意図はなんだろうか?
あの事を知ってから、5日ほど経った
最初は流石に何もかも気力が湧かなかったが…
時が経つとやる気が出てきた
使用人
サイン:幼き頃
使用人
使用人
使用人
使用人
使用人
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
まぁ、「知ってしまった」何て口が裂けても言えない
使用人
使用人
近くの大きな時計を見ると、時間が迫っていた
ヒリ:幼き頃
タッタッ…
毎日の勉強やらをこなし、ついでに自習のために図書室へ行った
わかる通り、バカ広い城の図書室
もう室、ではなく館、の名を付けた方がいいと思う
事前に行く事は言っておいたので、むやみに探されることは無いだろう
…まぁ。自習の為に来たなんて…
表向きでしかないけど
そこら辺にあった大きめの椅子に座った
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
座ったばかりの椅子から降り、ドタバタと本を探す
本探しも一苦労
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
選んだ本はジャンルが不規則に並んでいる
それを何となく読んでいく、そして…
「計画」を建てていく
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
語るようにヒリに話しかける
…想いが伝わるように…
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
計画を立てたのに、どこか暗い顔だった
消す様にグータッチをしていたが、やはりまだ少し残っていた…
──────、何て望んでない
でも…仕方ない
──────の方が確実だから…
使用人
いつも通り…のはずだった
…だから!やめてと言ってるでしょ!?兄さん!
…やだ…近付かないで!
お二人の部屋の前で、何か言い争う声が聞こえた
使用人
もういいんだ、止めないで。ヒリ、決めたんだよ…
いきたいんだ
やめて!!絶対に!
使用人
お兄さ…!!!!
バンッ!バンバンッ!!!
使用人
使用人
ドンッ!
私は強く目の前にあった扉を体当たりで開けた
こんな事したら怒られる…なんて事はどうでもいい
使用人
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
そこには、サイン様が横たわっていた…
傍には銃も転がっている
近くにいた人々も、次々に入って青くなる
使用人
使用人
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
使用人
もっと、サイン様を注意するべきだった…
そう心で自分を責め続けた
周りも顔が青く、瞳に涙が滲んでいる者も見えた
やっとの事で、誰かが話した
使用人
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
使用人
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
そう言って兄を少し見つめた後、慌てた様子で付け足した
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
謝罪の言葉が飛び出して行く
何故か私は…心が凍り付く、そんな感覚を覚えた
パタンと、静かにその部屋から追い返され、扉が閉まった
扉を、ただただ見つめるしか、体が動かなかった
小さく、音が扉の奥で鳴っていた
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
その人の方を振り返る
静かに、倒れていた体が起き上がった
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
実は、これ…
計画、の内だった
時は3日前に遡ることになる
まずはサインが消えた、そのようにしなければいけない。なので血のり等を使い、自殺した、
その様に城の人々の目を騙したのだ
サインを消えた事にしないといけなかったのは…
サインは街で仲間を集め、ヒリは城に残ってルールについて深く調べる。
そう決めたから。
安易に城からは出られない、だから…
大きすぎる、「自作演技」をしたのだった
サインは窓を大きく開けると、言った
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
サイン:幼き頃
ヒリ:幼き頃
ヒリ:幼き頃
サイン:幼き頃
鳥に化け、星がきらめく大空に
飛び出した
「またね」