テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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放浪者の体が動かなくなった!?

第3話 - 第3話

207

2024年09月03日

#原神

#放蛍

#放浪者

☻ ネムロさん 💭

ネムロ

✦ 注意
○ 放浪者 × 蛍最後にあります
○ 放浪者くんと影ちゃんが出会います
○ /// ←付いてます

ネムロ

苦手な方は地雷を踏む前にお逃げください💦!!

ネムロ

大丈夫な方はどうぞ〜👇️

「影……そやつを処分しよう。」

影(雷電将軍)

…は…、？

影(雷電将軍)

(処分？)

影(雷電将軍)

(、だれが、何を？)

影(雷電将軍)

(………私が、この子を？)

八重神子

それはあくまで「試作品」じゃ。
このまま残しておくのは悪い選択じゃろう。

八重神子

そやつは温厚じゃが、神の心をしまうために創り出した人形じゃ。

八重神子

…そやつは、考え方を変えれば「兵器」とも言えるのじゃよ。

影(雷電将軍)

それは…！！

影(雷電将軍)

…私が止めます。たとえこの子に何があろうと、暴走しようと、私が止めますから…！！

八重神子

…影。

影(雷電将軍)

……処分だけは…、したくないのです。

八重神子

…えいｯ！

影(雷電将軍)

お願いします…神子。

八重神子

はぁ〜……こうなるから嫌だったんじゃ。

八重神子

わかった。お主が幼いそやつを処分できないのは十分に理解した。が、

八重神子

かといって、野放しにもできぬ。そやつをどうする気じゃ？影。

影(雷電将軍)

…

この子には、外の世界の「闇」を感じてほしくはない。

この子に、人間の腹黒さを見てほしくはない。

…この子に、殺しの罪悪感を背負ってほしくはない。

影(雷電将軍)

……

影(雷電将軍)

…百景ノ館に封印します。力も、意識も、全て。

八重神子

……そうか。

「国崩」

…おかあさま、??、やえさま?､

影(雷電将軍)

……ごめんなさい。

影(雷電将軍)

(これはきっと、私のワガママなのだろうけど。)

あなたはどうか、何も知らない純粋無垢な人形のままでいて。

影(雷電将軍)

(これが"お母様"の願いです。)

あぁ、そうだった。"あの子"は

ナヒーダ

バアルゼブル？

影(雷電将軍)

……は

影(雷電将軍)

すいません…ぼーっとしていたようです。

蛍

それで、「国崩」で何か思い出せたかな…？

影(雷電将軍)

…思い出しました。

私は、あの子を閉じ込めてしまったのだった。

ナヒーダ

よかったわ。

ナヒーダ

その子の件で、今日稲妻に来たのよ。

影(雷電将軍)

もしかしてスメールで国崩が何かしてしまったのですかっ！？

蛍

ちがうちがう !! そんなんじゃないよ〜っ

蛍

あのね…前、「国崩」…放浪者に依頼任務を手伝ってもらっていたんだけどね、

蛍

その時に、ヒルチャールの攻撃を放浪者受けちゃって…。今、体がうまく動かなくなってるのっ！！

ナヒーダ

そうなの…。私もあまり人形技術について知らないから、バアルゼブルに聞きに来たのよ。

影(雷電将軍)

そうなのですね。わかりました、スメールに向かいましょう。

蛍

稲妻は大丈夫なの？

八重神子

稲妻なら、影がいない間は妾がみておいてやろう。

ナヒーダ

！？狐斎宮？

蛍

うわっ！！神子ってばいたの？？

影(雷電将軍)

ありがとうございます、神子。こんど油揚げを贈りますね、！

八重神子

ふむ、楽しみにしておるぞ？影♪

影(雷電将軍)

では、早くスメールへ

ならばこの子には、「国崩」と名付けましょう。

放浪者

ｯ！？？？

放浪者

はぁｯ…はぁ゛ｯ……ゔ…

放浪者

(よりにもよってあの女の夢だなんて…… !! …ﾁｯ)

放浪者

クラクサナリデビ？…まだ帰っていないのか。

放浪者

くそ…動き辛いな

コンコンッと、ドアがノックされた

放浪者

……入って

ナヒーダ

ただいま、笠っち。ちゃんと休んでいたかしら？

蛍

ただいま、放浪者！体は大丈夫？

放浪者

別に、前より動き辛いぐらいかな

蛍

そっか……無理しないでね

放浪者

はいはい

放浪者

それで、なにか収穫はあったの？

ナヒーダ

ええ。もちろん♪

放浪者

で、それはなんd

影(雷電将軍)

失礼します。

放浪者

は？

病室の入り口辺りには、いるはずのない僕の創造者…母親であるバアルゼブルが立っていた。

ナヒーダ

話し合ったら、あなたを直接見てもらえることになったの♪

放浪者

はぁぁぁぁ！！？？

影(雷電将軍)

私はどうすればいいのでしょう……

蛍

影は放浪者が落ち着くまで待ってて !!

そこから、数分間ナヒーダと放浪者の言い争い(ほぼ放浪者)が起きたが、なんとか落ち着き始めた。

放浪者

はぁ…もうわかったよ

ナヒーダ

！！やっとわかってくれたのね？笠っち♪

ナヒーダ

それじゃあ私達は外で待っているから、お願いね？バアルゼブル。

影(雷電将軍)

へ？…えぇ、任せてください、ブエル。

蛍

影！！絶対直してね〜！！

二人が部屋から出ていった……

影(雷電将軍)

……

放浪者

……早く始めなよ。

影(雷電将軍)

……わかりました。

それから、1時間のメンテナンスが始まった。

放浪者

……

影(雷電将軍)

(この子は…いつの間にこんなに成長したのでしょうか……)

影(雷電将軍)

(最初は呂律が回っていなかった声も、今はしっかりと発音できている。)

影(雷電将軍)

(ふわりとした笑顔は消え、暗く、それでいて少し悲しいような、なんとも表せない表情…。)

影(雷電将軍)

(…穏やかな性格も今や、ぐちゃぐちゃに曲げられて、お世辞にもいいとは言えない……)

影(雷電将軍)

(…この子もまた、''永遠''に止まることはできなかったのですね。)

メンテナンスが終わった。

影(雷電将軍)

…………

放浪者

…急に現れて、捨てた人形を修理するとか……

放浪者

君は一体なにをしているんだ？バアルゼブル……

影(雷電将軍)

捨てただなんて…、そんな

放浪者

じゃあなんで、僕に会いに来てくれなかったんだ。

放浪者

百景ノ館に閉じ込めたあと、あなたは一度も僕を見てはくれなかったじゃないか。

放浪者

……どうして、僕を生かしたんだ。

影(雷電将軍)

……

影(雷電将軍)

…そうですね。…私は、あなたの事をあの日以来見ることができなかった。

影(雷電将軍)

あのときの私は、何もかもが止まったままの"永遠"こそが正解だと信じて疑いませんでした。

影(雷電将軍)

だから、私はずっと変わらない風景を流し続ける百景ノ館にあなたを閉じ込めました。

影(雷電将軍)

＿…純粋なあなたが、変わらないまま存在できるようにと。

影(雷電将軍)

だから、私はあなたに会いに行きませんでした。

影(雷電将軍)

あなたが私に会うことで、変わらないようにと。

放浪者

……なにそれ。、そんなの…ただの考えの押し付けじゃないか……!!

影(雷電将軍)

……それから、百景ノ館からあなたが自分の意志で出ていったことを知りました。

影(雷電将軍)

あなたが、私の"永遠"を拒むのならば……あなたを自由にさせようと考えたのです。

影(雷電将軍)

だから私は、あなたがファデュイに入ろうと問題を起こそうと、止めることができませんでした……。

影(雷電将軍)

…でも結局、私は"永遠"を求めすぎたあまり、「自由」と「放置」の違いに気づけませんでした。

影(雷電将軍)

私は……あなたの意思をちゃんと理解せずに、ただ触れずにしていただけです。「放置」しているのとなんら変わりません。

影(雷電将軍)

…………私は、あなたの母親失格ですね。
今まで、本当にごめんなさいｯ……!!

放浪者

…………

放浪者

………もういいよ。

影(雷電将軍)

…え？

放浪者

…僕は、閉じ込めた「国崩」ではない。ファデュイ執行官の「散兵」でもない。僕は「放浪者」だ。

放浪者

いまさら僕が君の考えを聞いたところで、それはもう「過去」なんだから、なんにも変わりはしない。……「国崩」はもういないのだから。

放浪者

……だからさ…、過去の「国崩」じゃなくて「今の僕」を見てはくれないの？

影(雷電将軍)

！！

影(雷電将軍)

………立派に育ちましたね。「放浪者」……。

放浪者

ふん。……最初からそう言えば…。

ドンッ！！と部屋のドアが開かれる。

蛍

ふたりともｯ！！！やっと仲直りしたね〜っ？

ナヒーダ

フフｯ♪許し合えたようでよかったわ !

放浪者

君たちｯ…!! 最初から聞いていたのか…!?

ナヒーダ

あら、人聞きの悪いこと言わないで頂戴？さっき帰ってきたばかりよ。

蛍

ねぇねぇ！！放浪者の体も直った事だし、いまから散歩に行かない？

影(雷電将軍)

それはいいですね…！！賛成ですっ

ナヒーダ

わたくしもよ♪行くわよね、笠っち？

放浪者

…少し付き合うだけだからな

スメールシティ付近にて……

影(雷電将軍)

そういえば、旅人さんは稲妻にいるとき、あまり元気がなかったですよね。

蛍

あぁ、それは……

ナヒーダ

放浪者のことが心配で仕方が無かったのよね？

放浪者

…は？

蛍

ちょ…ｯ///！！ナヒーダっ！！変なこと言わないで！！

ナヒーダ

笠っちが動けない間、ずっーと「放浪者は〜、放浪者は〜…」って、言い続けていたもの♪

……しばらく沈黙が流れる

ナヒーダ

ふたりともどうしたのかしら？

ナヒーダ

フフ♪……お顔が真っ赤よ？

放浪者

ｯ〜///！！

蛍

ちょっと！？放浪者〜！！？？

ナヒーダ

あらあら、逃げちゃったわ♪

蛍

まってよ放浪者〜！！！

放浪者

……///………くそ

蛍

ごめんねっ！！ちょっと変だったよね…ｯ…あ、あはは……

蛍

(すっごく恥ずかしいｯ…//！！！どうしよう…！！)

放浪者

………ちがう

蛍

へ？

放浪者

…///………うれしかったんだよｯ……//！！

蛍

えっ！？？今なんて、

放浪者

……///、しばらくその顔を見せるな！！バカ！！

ネムロ

3話まで読んでいただきありがとうございますっ！！！！！

ネムロ

一応、このシリーズはこれにて完結ですっ✨️！！

ネムロ

最後に放蛍(ほぼ蛍放)を詰め込んだ形になってしまって悔しいです……🙏🙏

ネムロ

これからはヌヴィフリの長編や万放、クロナヴィの読切も書く予定ですので、他にもリクエストや感想あればどうぞ！！

ネムロ

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成仏できる…

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