TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

10月4日(金) 午後16:30

クローネ

俺を呼んだのは君かい?

夏美

はい。

クローネ

俺を呼んだってことは誰かを殺してほしいってことだよな?

夏美

いえ、そういうのじゃなくて、わたしの友達を探してほしいんです。

クローネ

友達が行方不明なのか?

夏美

はい…梨花がずっと行方不明で、電話も繋がらないし、LINEで返事を送っても反応がないんです…

クローネ

その感じだと誘拐して監禁かもね。

夏美

梨花には好きな人がいて、塾の先生なんですけど…

クローネ

そいつ、怪しいね。

クローネ

その件は俺が解決するよ。君はあまり危険なことしないでな。

夏美

ありがとうございました。お願いします。

午後21:30

クローネ

夜だな。塾の先生も家に帰っているか。

クローネ

さて、家に侵入するか。

お父さん、お母さん。

俺、暗殺者なんだ。

お父さんとお母さんがいた頃はとても幸せだったよ。

友達と親友がいて楽しかった。

だけど、高校卒業前、あの凶悪な殺人鬼が現れて、俺以外殺された。

俺はお父さんとお母さん、友達と親友を殺した凶悪な殺人鬼を無惨に殺した。

だけど、俺、逮捕されるところが、世界に褒められて、認められちゃったよ。

今は暗殺者。表社会と裏社会の中で生活している。

仕事は顔出しをしないイラストレーター。自分は絵を描くのが好きだからこの仕事にしたけど、暗殺者だってことがバレたくないからもある。

暗殺のお願いをされることが多い。

だけど、俺、お父さんとお母さん、友達と親友の分も生きて、楽しくしているよ。

鷹島

なんだお前!?

クローネ

俺はクローネ。暗殺者だ。

鷹島

暗殺者だと!?

クローネ

ある少女から依頼を受けた。友達を探して欲しいってお願いされたんだ。

クローネ

その友達はお前に好意を持っていたようだけど。まさか、お前が誘拐して監禁した?

鷹島

し、知らない!!

クローネ

へぇー。でも高校の制服見つけたんだよね。しかも女子制服。

クローネ

やっぱりお前…誘拐して監禁したな。

鷹島

チッ。バレたならしょうがない…

鷹島

そうだよ!!俺が梨花を誘拐して監禁した!!

鷹島

梨花は俺に好意を持っていたのを知っていた!!だから誘拐して、監禁した!!

クローネ

あの少女の言っていたことは本当だったんだな。

クローネ

まあ、誘拐して監禁したじゃ終わらないよね?その子とヤッたんだろう?

鷹島

ああ、そうだよ!!ヤッたよ!!梨花はとても俺に惚れていたさ!!

鷹島

だけど俺には加虐性癖持ちだった。だから彼女を痛めつけた。

鷹島

だけど彼女は耐えられなくなって警察を呼ぶ意思になったから、俺は彼女を殺したんだ!!

クローネ

殺した…か。

クローネ

でもなんで彼女が警察を呼ぶってわかったんだ?

鷹島

俺は彼女にスマホを渡して友達とLINEしてもいいって言ったが俺は彼女の友達のなりすましになった。そこで彼女が殴られるの耐えられないや警察を呼ぶなどと言って俺は許せなくなり、彼女を殺した。

クローネ

鷹島

だからこれを知ったお前も………死ね!!

グサッ

クローネ

いてぇーな。左肩に刺すなよ。

鷹島

は?

ガチャン(手から包丁が落ちる音)

クローネ

お前、勝手すぎるわ。

クローネ

お前の意思で彼女を追い詰めたよな?

クローネ

彼女はただお前が好きだっただけなのによ。

クローネ

勝手な野郎だ。

クローネ

いいか?よく聞いておけ。

クローネ

普通にしていれば彼女はお前の事をずっと好きだった。だけどそこで暴力を振るってしまったらな、彼女の好意も無くなるんだよ!!

クローネ

結局お前の行動でこうなったんだよ!!

鷹島

や、やめろ!!殺さないでくれ!!

クローネ

無理だね。

クローネ

命拾いしたところで何になる?

クローネ

彼女の命を奪ったお前に助ける意味はない。

クローネ

せいぜい地獄で反省するんだな。

10月5日(土) 午前3:55

クローネ

本当にすまなかったよ。友達は殺されてたよ。

夏美

そうなんですね…

クローネ

だけど、彼女を殺した奴も殺したからな。

夏美

クローネ

だけど、言わせて欲しいんだ。

クローネ

彼女がいなくなっても、彼女は君の中で生きてるぜ。

夏美

クローネ

俺も同じく両親と友達、親友を亡くした。だけど、今でも俺の中で生きているよ。

クローネ

君が成長している途中が何が起きるかわからないけど、楽しく生きて頑張れよ。

クローネ

それじゃあな。

夏美

…………

夏美

クローネさん、ありがとうございます。

午前7:15

クローネ

朝はいいな。

クローネ

明るい気分になるな。

スズメ

チュンチュン

クローネ

おっ、スズメか。

クローネ

おはよう!

スズメ

チュン!

クローネ

すごく懐いてるな。

カラス

カア

クローネ

カラスもきたな。

カラス

カア!

スズメ

チュンチュン!

クローネ

仲良しなのか?いいな。

お父さん、お母さん、みんな

俺は元気にしてします。

お父さん、お母さん、みんなも天国で元気にいてください。

終わり

loading

この作品はいかがでしたか?

52

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚