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私が雨林究極髪を目指し始めて3ヶ月
今日、ついに…
鈴
累
累
そう叫ぶと累が抱きついてきた
鈴
私が明らかに嫌そうな顔をするとごめんと一言いい、直ぐに離れた
累
累
鈴
累
私より喜ぶ姿を見て、頑張ってよかったと思える
累
鈴
鈴
累
累
鈴
累
一緒に受け取りに行くだけでこの喜びようは大袈裟な気がする
犬の耳としっぽまで見えてきた
累
鈴
いつもキャリーしてもらっていて、申し訳ない
でも、前私がキャリーしようとすると子供みたいに駄々をこね始めた
しかも泣きエモLv6で
あまりにも見苦しかったから、あれから私はキャリーしようとするのをやめた
そんなことを思い出している間に、私たちは門をくぐった
響く轟音、深い闇、踏ん張っていないと飛ばされてしまいそうになる程の暴風、飛んでくる岩の数々…
やはり、何度来ても慣れないままだ
そんな中を、物ともせず累は私を連れて飛び立った
暴風を上手く利用して、上へ上へと飛んでいく
すると、あっという間に頂上に着いた
累
累
鈴
鈴
累
鈴
累
気づいてくれたのが嬉しいのか、照れくさそうに笑った
鈴
鈴
累
累
累
鈴
次のステージの門を開いた途端、鳴り響く雷鳴と暗黒竜の唸り声に少し怖気付く
でも、累がいるから大丈夫
左手を握り直すと、累も強く握り返してくれた
暴風域に一歩踏み込む___
と、思いきや…
累は引き返し始めた
鈴
鈴
累
何か自慢げに笑うと、累は壁にある細い隙間を指さした
累
鈴
累
鈴
累
累
鈴
累
累はその細道に向かって走り出した
鈴
鈴
瞼をぎゅっと瞑ると、外に出たのか一気に風が突きつけてきた
ゆっくり目を開けると…
そこには赤い奈落と白い雲が広がっていた
鈴
累
見上げると、累は悪戯に笑っていた
鈴
累
雲を伝って上昇していくと、正規ルートが小さく見えた
いつもあそこを通っていたので、少し不思議な気持ちになる
こう見ると、少し綺麗かも
累
鈴
累
唐突にそう叫ぶと、累は私をしっかり抱え、門に向かって急降下しだした
鈴
耐えきれないほどの浮遊感に、思わず叫んでしまった
地面に近づくと、スピードを緩め、大きな音を立てて着地した
目の前には、見慣れた光の子が沢山いる細道があった
どうやらショトカは成功したようだ
累
累
累
鈴
あれほどの浮遊感を感じるのは初めてで、すっかり疲れてしまった
累
累
鈴
鈴
累
鈴
累
私のためにしてくれたのに、なんだか申し訳ない…
鈴
累
累
累
鈴
鈴
累
鈴
鈴
累
鈴
累
鈴
そうこうしているうちに、原罪への入口にたどり着いた
累
鈴
2人で一緒に1歩踏み込んだ
広がる赤い世界…
やはり、何度来ても慣れない
特に、ここはトラウマが蘇る
二度とあんなことにならないように、しっかり手を握って進んでいく
奥に進むにつれ、死が迫ってくる
別れが迫ってくる
あんな別れ方は、もう嫌だ
鈴
累
鈴
鈴
鈴
累はびっくりしたのか、何も言わない
やっぱり、言わない方が良かったのかな…
累
累
累
累は私を抱きしめて、こう言った
累
その瞬間、2人は石像となった
死ぬことはとても怖いことだけど、貴方がいれば大丈夫
もう、怖くない
鈴…
累
鈴
目覚めると、心配そうな顔をした累が顔をのぞきこんでいた
鈴
鈴
累
周りを見渡すと、そこは天空だった
累
鈴
鈴
累
鈴
鈴
累
鈴
鈴
累
雨林の100%になった星座盤を見上げる
深呼吸をし、そのボタンを押した
そして、目の前にはいつしか見た美しい雨林の大精霊が佇んでいた
その美しさに目を奪われる
ゆっくり差し伸べられたその手の平に浮かぶ光に触れる
そして、星のキャンドルと引き換えに、ずっと憧れだった究極髪を交換した
累
鈴
累
鈴
赤い印が着いたドレスアップの祠に近づき、騒ぐ胸を抑えながら、ボタンを押した
その瞬間、長い髪がなびき、ポニーテールから雨林髪へと変わった
鈴
鈴
何も話さない累に視線を送ると、累はただ微笑んでいた
累
累
累
いつもの累なら叫んで、すぐに抱きしめに来るのに、真っ直ぐ目を見て褒めるなんて、逆に照れくさくなる
累