これは、夢なのか
そうだ、これはきっと夢だ
じゃないと……
そらるさんが、倒されるはずがない
ゆっくりと、スローモーションの ように時間が流れていく
これは夢だ。早く目を覚ませ
まふまふ
こんなの全部、現実なわけない
そらる
そうだよ、これは夢で、現実じゃ ないんだから、逃げちゃえばいい
今すぐ、こんな場所から 逃げてしまいたい
まふまふ
僕は何を躊躇ってるんだろう
これは夢なんでしょ? 絶対ありえないことなんでしょ?
そらる
薄灰色の、真っ直ぐな視線を ぶつけられる
まふまふ
あの時と同じ──
まふまふ
まふまふ
気がつくと、自室のベッドの中にいた
右手を天井に向かって上げていて、 その手中には、いつ顕現させたのか、 いつも使っている僕の剣が
まふまふ
夢……だけど、これは過去の出来事だ
たまに見る、2年前の夢
まふまふ
僕は、強くなったんだから
そらるさんに守られるんじゃなくて、 自分で自分の身を守れるようになった
そらるさんのすぐ近くまで、 上り詰めたんだ
まふまふ
まふまふ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
そよよ
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